八王子ブログ

閉め出し

2016/08/21

事務所に入るためにレバーをひねり、ドアを手前に引いた。

ほんの少し開けたところで、誰かが向こうから出ようとしているのがわかった。

当然、すれ違いに出入りすることになるはずだった。

しかし、そういう事にはならなかった。

ドア向こうのお方は、レバーを力の限り引っ張ってドアを閉めた。

とてつもない怪力で引っ張られる感触があった。

突然の事だったので、一瞬何が起こったのかと思った。

ドア壊れた? 相手が出るのをやめた?

そうではない。

ワザと?

これを世間では”いやがらせ”と言うのだろう。

しかし、ある現場で何度もそういう訓練を受けているので、免疫はあった。

その時は鍵まで閉められた。

今回は鍵まではかかっていなかったので、再びそっとドアを開けて中に入った。

 

そこには、何事もなかった様子のIさんとSさんの姿があった。

 

あのパワーは、軽自動車のハンドルを握って出せるものではない。

きっと、1ℓの牛乳パック5箱と16ロールのトイレットペーパー等々持ちながら、

炎天下の中、2㎞近く歩けなければ出せないだろう。