臨済宗(りんざいしゅう)

臨済宗は日本や中国における禅宗の一派で、今から1200年ほど前の中国・唐の時代に臨済義玄(りんざいぎげん)という僧によって開かれました。

日本には栄西によって今から800年前に中国からもたらされ、当時の鎌倉幕府や後の室町幕府からも厚い支持を受けて繁栄しました。その後、一時的に衰退したものの江戸時代になり、白隠によって再興がなされ、建仁寺派や東福寺派など様々な分派を持ち現在に至ります。 同じ禅宗である曹洞宗がただひたすら悟りの境地を得るために座禅をするのに対して、臨済宗は「公案」と呼ばれる仏教思想上の命題を座禅をする時に与えられ、それの答えを求めるために座禅をするという違いがあります。 臨済宗でよく読まれる経典は「開経偈」、「三帰戒」、「般若心経」などです。 また本来的には臨済宗のお寺の本尊は釈迦如来とされていますが、お寺によっては阿弥陀如来や観世音菩薩などもあり色々です。自宅に臨済宗の仏壇を祀る際には菩提寺とも相談して本尊等を決めると良いでしょう。 日々のお勤めでは臨済宗では「南無釈迦牟尼仏」と唱えますが、阿弥陀仏が本尊の臨済宗のお寺では浄土真宗のように「南無阿弥陀仏」と唱えたり一様ではないようです。