還骨法要 (かんこつほうよう)

還骨法要 (かんこつほうよう)とは、火葬が終わった後で自宅の後飾り壇に遺骨を安置して行う法要のことです。

もともと「還骨」とは、遺骨が自宅に還ることを意味します。還骨法要は、宗派によっては「還骨勤行」や「安位諷経」 と呼ばれることもありますが、文字通り、お骨になって帰ってきた故人を追悼するための儀式です。しかし今では、還骨法要は斎場や料理店などで葬儀後の会食に先立って行われることが多いのです。

還骨法要を自宅で行う場合には、後飾り壇に位牌、遺骨、遺影を安置して、お坊さんにお経を読んでいただき、お焼香を行います。これらすべてで30分程度かかります。これに対して、還骨法要を斎場で行う場合には、次のような手順となります。

1)火葬場から斎場に戻り、入口に用意された塩と水でお清めをします。ただ、清め塩や清め水は、宗派によっては行わない場合もありますし、家族が亡くなったのだから行う必要はないとする人もいますし、清め塩だけで簡単に済ませてしまう場合も少なくありません。  2)喪主は葬儀社の係員に位牌、遺骨、遺影を渡します。  3)法要の開始時刻になりましたら、数珠を持参して法要会場に集合します。  4)お坊さんによる読経を拝聴し、お坊さんのご指示があったら焼香します。  5)法要が終了しましたら、精進落としの案内をします。

なお最近では、還骨法要と初七日法要をかねて行うケースが増えています。昔は初七日は文字通り葬儀から七日後に行われていたのですが、再び親族を集めることは経済的にも精神的にも負担が大きいので、簡略化して葬儀の当日に行われるようになってきているのです。

そして、還骨法要の後には葬儀の会食にあたる精進落としが行われます。このことと、上の段落に書いたように初七日法要が葬儀当日に行われることがあいまって、還骨法要の会場は斎場のお清め所や料理店といった食事ができる場所が用いられることが多くなっています。

さらに、還骨法要に際して、お坊さんと今後のスケジュール、特に49日法要と納骨について相談しておくことがお勧めです。49日間は、意外な程にあっという間に過ぎてしまうものです。また「後で決めよう」と思ったとしても、お坊さんにも親族の皆様にもご都合があります。したがって還骨法要の場で決めた方がいいでしょう。