2018.04.04
多磨葬祭場で社葬を執り行いました。
社葬とは。会社に特に大きな功績を残した方の追悼を
会社を挙げて行う葬儀のことです。
故人様のご遺徳を讃える為、ある程度整えなければいけない
『形』があるかと思うので。
ポイントをまとめてみました。
式場入口に立てる看板ですが、
後に会社の経費から支出する根拠にもなるので、
しっかりと社名の入ったものをお立てし、
写真も忘れずに残しておく必要があるかと思います。
また、最近は見ることも少なくなったんですが、
家紋入りの提灯も立てると、会葬の方をより立派にお迎えできるでしょう。
(※看板・提灯が使えない式場もあるので注意)

この日は会葬者を限定するというお話だったのですが、
思わぬところから情報が漏れ、想定外の人数がお見えになって
混乱した・・・ということもある話です。
もしもに備えて、会葬礼状や記帳所などは余裕をもって準備します。
お寺様のお勤めもお一人ではなく二~三人以上で
執り行うことが多いのではないでしょうか。
また、式の中で式辞(葬儀委員長の挨拶)や弔辞もあるので、
式の進め方について、ご寺院と綿密に打合せをします。

社葬となると、飾る祭壇も大きく立派なものを、
選ばれることが多くなるんですが、
祭壇に飾る遺影のお写真も大きくしないといけません。
小さなお写真ではバランスが取れないですし、
大きな式場だと焼香の場所から祭壇の位置も遠くなります。
通常の四つ切というサイズから半切(新聞紙半分の大きさ)
あるいは全紙(新聞紙を広げた大きさ)くらいには
引き伸ばしたいところです。

最近では家族葬を希望される方が多くなってきたこともあり、
低価格を前面に打ち出した新規参入の業社も増えてきていますが、
家族葬しかできない葬儀社の家族葬と
社葬もできる葬儀社の家族葬
の違いは大きいと思います。
故人様の遺志に添うようにと、参列の人数は少なく
密葬に近い形で行われた今回の社葬ですが、
『まさに故人の希望通りの、立派で格式の高い社葬になりました』と
葬儀委員長様から感謝のお言葉を頂きました。
施主:国分寺市 S社 様
※今回の内容は、企業の許可を取って掲載しています。
多磨葬祭場
府中市多磨町2丁目1番地1
042-361-2174