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警察案件

2021.07.29

警察案件と死体検案書

 

 

死亡した場合ほとんどの方は主治医の先生に死亡宣告を受けます。ドラマでよくある「〇時〇分、ご臨終です。」ってやつです。しかし、健康な方はあまり病院に縁がないかと思います。そういった人はどうなるのか。

 

まず、倒れたり、事故にあった場合は、その生存が絶望的であっても、救急車にて医療機関に搬送されます。そしてその方の過去24時間以内に医療受診歴がない場合、いわゆる警察案件となります。病院では死亡宣告されずに、監察医が死因を決めるのです。

 

実際の警察案件は大体こんな感じで進むと思います。

 

東京在住のA氏は遠方に住む兄とよく連絡を取り合っていました。しかしここ2-3日連絡が取れず、電話にも出ない状態が続きました。
心配になったA氏は会社を休み、兄のマンションを尋ねました。鍵が閉まっていたので大家に相談し、大家立会いの下で部屋に入ると、リビングで倒れている兄を発見しました。
すぐに救急車を呼び、病院に搬送するも息はなく、そのまま管轄の警察署に移動となりました。
刑事が言うには「まず事件性の有無の確認をします。事件性がなければ翌日に監察医務官が来て死因を特定した後に遺体の引き渡しがあるので葬儀社を決めておいてください。引き渡しの時間は明日にならないと分からないのでまた連絡します。」との事でした。

 

A氏は知り合いの葬儀社(弊社であってほしいですね)に連絡し、その日は休みました。
翌日の午後に刑事から連絡をもらい、警察署に向かいました。その霊安室で兄と対面しました。グレーのシートで包まれて、衣服は何もつけていないので顔だけを確認します。その後、観察医務員から死因の説明と『死体検案書』を受け取り、あらかじめ呼んでおいた葬儀社に兄の搬送を頼みます。

 

あとは通常の葬儀と同じです。ちなみに警察署に来る監察医務員は解剖はしません。事件性が疑われたり、死因がはっきりしない場合、警察署から監察医務院(通称「大塚」)に移送され、そこから各葬儀社の保管施設に搬送されます。

 

もし自分の大切な人が目の前で倒れたり、事件や事故に巻き込まれてその生命活動に危険が生じてしまった場合、まず警察と救急に連絡しましょう。そして万が一、不幸にもその方が亡くなってしまった場合は、弊社を含む葬儀社に連絡をして頂ければ管轄の警察と連絡からお手伝いさせていただきます。

 

 

 

 

 

都いちょう倶楽部

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