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FAX文化

2021.09.05

オリンピックのころに日本のTV中継で応援FAXを見た海外勢が驚いたというニュースがありました。

確かにわざわざ手書きの用紙を専用の機械で送信し、受信側も専用の機械でわざわざ用紙に印刷するというのは無駄に見えるのかもしれませんね。

 

ただ、私達葬儀業界ではFAXというのは非常に重要なシステムなのです。

葬儀の場では様々なところでお名前を出します。故人の名前は訃報紙や案内看板に書きますし、供花にはご注文いただいた方の名前を書きます。弔電を出すときも名前は載ります。

日本は漢字、カタカナ、ひらがなと三種類の文字を操り、しかも似たような字体で一部違う(島田と嶋田と嶌田のように)ものが多数あります。一方、西洋はアルファベットが基準になりますので大小26文字といくつかの発音文字しかありません。

よって受信側がスペルミスをする確率が段違いになってきます。

しかも日本では常用漢字として登録されていない漢字を使っている場合もあります。草彅さんの「彅」のような難読漢字や「圡」「原(点がない)」のようにいわゆる俗字や誤字もあります。

電話で注文を受けるときはお互いに一文字ずつ確認しながら注文を受けます。これが常用漢字なら良いのですが俗字の場合は私たちもすべての文字は知らないので大変です。

また、メール発注の際にも常用漢字として登録されていないものは送るのも受けるのもPCの環境に依存するので危険です。

 

しかしFAXの場合は、手書きなので思い通りの漢字を送ることが出来ますし、私たちも目視した上で、確認をすることが出来ます。

 

ご依頼いただいた方の大切なお名前を間違えないために手書きではっきりと書かれたFAX注文票は私たちにとって大変ありがたいものなのです。

 

確かにところどころ不便なFAXですが、この文化を大切にしていきたいと思っています。

都いちょう倶楽部

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