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キリスト教のご葬儀|香典や挨拶などのマナーについて

2022.08.10

 

 キリスト教のご葬儀では故人ではなく神に対して祈るものとされています。
ご葬儀に対する考え方が仏教形式や神道形式と異なっており、ご葬儀の流れやマナーなども当然違うものです。
そこで今回は、キリスト教のご葬儀に参列する際に戸惑うことがないように、仏教形式との違いや基本的なマナーなどを紹介します。

 

キリスト教のご葬儀に参列する際のマナー

「香典」ではなく「お花料」

 日本のご葬儀では「御香典」や「玉串料」と書かれた不祝儀袋に現金を包んで持参しますが、キリスト教のご葬儀では「御花料」あるいは「献花料」と書かれたものを使用します。
 十字架や百合の花が描かれた白い封筒を使用しますが、無ければ水引の無い白無地の封筒でも問題ありません。

 

参列する服装

 服装は仏式のご葬儀とそれほど違いはありません。喪服か黒のスーツ、女性は黒のワンピースやアンサンブルでもかまいません。
 ただし生地は光沢のないものを選びます。結婚指輪以外のアクセサリーを身に付けるなら、パールやオニキスであれば問題ありません。
華美でない黒や白のものを選んで下さい。男性もネクタイピンなどはせず、派手な腕時計は避けたほうが無難です。

 

特別な持ち物はない

 キリスト教の葬儀に特別な持ち物は必要ありません。カトリックであればロザリオを使用しますが、自身がキリスト教徒でなければ買ってまで持参しなくても大丈夫です。

 

 

献花と供花の違い

 キリスト教のご葬儀で献花と供花という似た言葉が使われますが、それぞれ別のものを指しています。
 献花とは、故人への別れの意を込めて1輪の花を献花台に供える行為です。仏式のご葬儀で言うところの焼香や、神道のご葬儀での玉串奉奠にあたります。

 献花をおこなう際には、まず遺族に一礼してから花を受け取ります。持ち方は左手側に茎の根元、右手側に花が来る向きです。
献花台の前に進んだらまず神に一礼し、茎が祭壇を向くように献花台に供えます。一礼して黙とうをしたら、最後に遺族に一礼してから自分の席に戻ります。
 ご葬儀によっては献花台ではなく棺に入れる場合もありますので、葬儀スタッフの案内に従うようにしましょう。
 一方で供花は故人への弔意を示して贈られる花で、キリスト教の供花はバスケットフラワーを贈るのが一般的です。
遺族が供花の受け取り自体を望まない場合もありますので、贈る際には確認したほうがいいでしょう。

 

 

キリスト教におけるご葬儀の意味

 キリスト教では死を悪いものではなく、「永遠の命の始まり」や祝福と捉えています。故人が亡くなったこと自体は悲しくとも、悔やまれることや不幸なことではないという考えが根底にあるため、仏式のご葬儀で一般的な「ご愁傷様」や「お悔やみ申し上げます」といった挨拶はあまりしません。
 遺族に声をかける際には、「安らかな眠りをお祈りします」のような、故人の安息を祈るような言葉が一般的です。

 

 

キリスト教の葬儀の流れ

 キリスト教の葬儀は、カトリックとプロテスタントでその意味合いも流れも異なります。
 カトリックの葬儀は「故人の罪の許しを神に乞い、永遠の命を得られるように祈る」もので、聖職者は神父です。
故人が所属していた教会でおこなわれることが多く、ご葬儀と告別式が分けて行われます。ご葬儀は言葉の典礼と感謝の典礼を中心とした葬儀ミサがメインです。
 
一方プロテスタントの葬儀では故人が神のもとで安らかに眠れるよう、神への感謝と遺族の慰めのために葬儀をおこないます。聖職者は牧師です。
カトリックと違いご葬儀と告別式は一緒におこなわれます。特別な儀式も無く、牧師の祈りとオルガン演奏で進行していきます。
 またプロテスタントはカトリックほど厳格に形式が定められているわけではなく、比較的自由度が高いという特徴もあります。プロテスタントでもご葬儀ごとにも違いがあるため、参列したご葬儀に合わせることが大切です。

 

 

間違えないように事前に確認

 キリスト教の葬儀におけるマナーを紹介しました。
 遺族や他の参列者に対して失礼になってしまわないように、事前に確認してから参列するようにしましょう。
 またキリスト教のご葬儀は宗派で流れや式の内容が違うだけでなく、その意味合いや使われる言葉も違うため、間違えないように注意しましょう。

 

 

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