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喪主もやることと役割について|施主との違いは?

2022.08.29

 

大切な人が突然亡くなった時、悲しみに暮れている中で喪主を務めるのは本当に大変なことです。

それまでにご葬儀に参列した経験はあっても、自らが喪主を務めた経験がある人は少ないのではないでしょうか。大切な故人を感謝の気持ちを持ってきちんと送り出してあげるためにも、喪主の果たす役割は重要なものになります。

この記事では、喪主になった時にやることについて解説していきます。

 

 

 

喪主とは

喪主とは遺族の代表者であり、何か決め事をする時には決定権を持つ人です。

故人を弔うために行う、様々な手続きや儀式の中心となります。故人が亡くなられたことを役所に報告し、ご葬儀全体を取りまとめ、弔問客や僧侶の対応も行います。

また、ご葬儀後の法事・法要の段取りなども喪主が中心となって行っていきます。

 

 

喪主の決め方

「喪主を誰にするのか?」については法的には何の決まりもありませんので、誰でも喪主となることは可能です。

「家督は長男が継ぐ」のが当たり前であった時代では、世帯主が亡くなった場合、幼くても長男が喪主を務める風習がありましたが、旧民法の「家督相続(長男が全ての遺産を相続する制度)」が昭和22年に廃止されて以降、故人の配偶者が喪主を務めるのが一般的となっています。

喪主を決める際、親族間で意見がまとまらず悩んでしまうような時のために、優先順位を紹介しますので参考にしてください。

 

 

  1. 故人の遺言により指定された人
  2. 故人の配偶者
  3. 血縁関係の深い人(長男→次男以降直系の男子→長女→長女以降直系の女子→故人の両 親→故人の兄弟姉妹の順)
  4.  知人や友人

 

 

喪主と施主

ご葬儀を執り行うにあたって、「喪主」と「施主(せしゅ)」という役割があるのをご存じでしょうか?

どちらもご葬儀を取り仕切る中心となります。喪主は遺族を代表するものとして表舞台に立ち、式を取り仕切り、弔問客や僧侶の対応や代表としての挨拶を行ったりします。

それに対して施主の役割は、ご葬儀の金銭面を取り仕切ることにあります。ご葬儀について、葬儀社の担当と規模やプランについて打ち合わせをし、お布施やお心付の準備も行うなどご葬儀にかかる費用を負担することになります。施主についても誰が務めるといった法的な決まりはなく、血縁者が務めるのが一般的です。

もっといえば、現代においては、喪主と施主は同じ人が務めることがほとんどです。「社葬」では遺族が喪主、会社が施主となりますが、一般家庭のご葬儀においては、喪主が施主を兼任することが多くなっています。

 

 

喪主のやること

喪主を何度も経験している人はそれほど多くありません。

いざ喪主を務めることになった時には何をするのか説明していきます。

なお、施主のやることも一部含まれますが、説明した通り現代では喪主と施主を兼任する場合が多いので、この記事では喪主のやることとして紹介します。

 

 

ご葬儀前

故人が亡くなられたことを知った時点から、喪主としての役割がスタートします。

 

  • 各種書類の処理

医師から「死亡診断書」を受け取ります。

葬儀社に依頼する際に、役所への手続き用の印鑑を用意しておきましょう。認印で問題ありません。

 

  • 葬儀社を決める

生前に葬儀社を決めていなかった場合、早急に葬儀社を決めなければなりません。

故人や親族の誰かが互助会に入っていれば、互助会のプランを使うことも検討されるでしょう。

初めて葬儀社を探すとなれば、立地や費用、評判などを考慮して比較検討します。葬儀社に安置場所までのご遺体の搬送を依頼し、担当とご葬儀の斎場・規模・内容・日取りを決めて行きます。

まに役所への手続きも代行してもらうことができます。
「死亡届」「火葬許可申請書」を提出することで「火葬許可証」を発行してもらえます。

 

  • 寺院および関係各所への連絡

檀家となっている菩提寺があれば連絡を入れ、ご葬儀での読経をお願いします。
菩提寺がない場合は、葬儀社の担当に宗派を伝えると紹介してもらえます。

親族はもちろんのこと、故人の知人や友人、会社関係など各所に故人が亡くなったことを伝え、ご葬儀の日取りと場所をお知らせします。

 

 

 

ご葬儀中

通夜、葬儀・告別式での喪主の基本的な役割は会葬者の弔問を受けることですが、その他の役割についても説明します。

 

  • 通夜
    喪主は遅くても通夜が始まる1時間前には斎場に着くようにします。

弔問客の受付を親族や知人にお願いし、葬儀社の担当と供花の並び順を確認します。僧侶が到着したら挨拶を済ませ、お布施を渡します。

お布施を渡すタイミングについては菩提寺によって違いがありますので、事前に確認しておきましょう。

通夜の最後には喪主として参列者への挨拶をし、通夜振る舞いへと案内します。

 

  • 葬儀・告別式
    通夜と同じように早めに斎場へ入るようにし、弔電の名前の読み方や読み上げ順について、葬儀社の担当と打ち合わせをします。

ご葬儀が終わって火葬場へ向かう際の人数や車の手配について確認し、出棺の際に遺影を誰が持つか決めておきます。受付をお願いし、到着した僧侶への挨拶を済ませます。告別式で故人と最後のお別れをする時に、棺に納める副葬品を葬儀社の担当に渡すことも忘れないようにしましょう。

式中は、喪主は故人に近い席に座り、参列者の焼香の際には、参列者の方を向いて黙礼します。

式の最後には喪主の挨拶がありますので、事前に挨拶の内容を考えておきましょう。

 

  • 火葬

火葬場へは僧侶とハイヤーに同乗するか、霊柩車の助手席に乗ることが多いです。

火葬後の収骨では、喪主は最初と最後に遺骨を骨壺に納めることになります。骨壺を持ち帰る際、「埋葬許可証」を忘れずに受け取るようにしましょう。

 

 

ご葬儀後

ご葬儀が終わっても、法事・法要と喪主としての務めは続きます。

 

  • 初七日法要

初七日法要は、現在では火葬と同日に行うことが多くなっています。

喪主として参列者に挨拶し、精進落としをふるまい、読経していただいた僧侶にはお布施とお車代を渡します。

 

  • 葬儀費用の清算と香典返し
    葬儀費用の清算はご葬儀後、1週間以内を目安に行います。

また、ご葬儀でいただいた香典に対するお礼として「香典返し」を行います。

近ごろでは香典をいただいたその場でお礼をする、「即日渡し」の形が多く取り入れられています。しかし、その様な場合でも、高額の香典をいただいた人には後ほど金額に合った香典返しを渡すようにしましょう。

 

  • 四十九日法要と納骨

初七日法要後の忌日法要として四十九日の法要を行う段取りをします。

参加者や僧侶に法要の日時と場所を連絡し、食事やお布施の準備をします。

また、四十九日法要の後に遺骨をお墓に納骨するケースが多く、納骨先のお墓を決めておくことも喪主としての務めになります。

 

 

まとめ

喪主となった際にやることについてご葬儀に関することを中心に解説してきました。

悲しみに暮れる中でもやらなければならないことは多く、期限の決まっているものもあります。

喪主のやることの中には、親族や葬儀社のサポートを受けれるものもたくさんあります。一人で抱え込む必要はなく、周りの人たちと協力しながら大切な故人を送り出してあげましょう。

 

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