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無宗教葬儀の流れや費用、注意点について

2022.09.17

 

特定の宗教・宗派にとらわれない自由な形式で行うご葬儀のことを「無宗教葬儀(自由葬)」と呼びます。

宗教や宗派による決まった儀礼に縛られず、故人や遺族の希望を式に反映できることから、近年では無宗教葬儀が注目されつつあります。
しかし決まった形式がなく、自由なご葬儀だからこそ
「どういった内容のご葬儀にすればいいか分からない」
と悩まれる遺族の方は多いのではないでしょうか。また、自由なスタイルだからこそ気をつけなければならないこともあります。
この記事では、主に無宗教葬儀の式の流れや費用などの基本的な知識、気をつけるべき注意点、それからマナーについてまとめています。

無宗教葬儀を検討されている遺族の方だけでなく、参列者の方にも役立つ情報も解説していますのでぜひ参考にしてみてください。

 

 

 

無宗教葬儀の流れ

無宗教葬儀の式の内容や段取りは、遺族によって決めることができるため決まった流れはありません。

宗教的な儀式を一切排除することもできれば、読経だけ行うなど部分的に取り入れることも可能です。また故人の好きなもので会場を装飾したり、好きな曲を流したりと、故人らしさが溢れる形式で執り行われることもあります。
このように無宗教葬儀のスタイルは様々ですが、式を滞りなく進めるためにはある程度共通の流れが存在します。ここではよくある無宗教葬儀での一例についてご紹介します。

 

  1. はじまり(開式の言葉など)
    参列者が入場した段階で、喪主や司会を務めるご葬儀社スタッフが開式の挨拶を行います。
  2. 黙とう
    無宗教葬儀では読経の時間に代わり、全員で黙とうを行うことが多いです。
  3. 故人の略歴やプロフィールの紹介
    故人の略歴やプロフィールが司会者によって紹介されます。故人が終活を行っており、メッセージなどを残している場合は一緒に紹介することもあります。
  4. 故人を偲ぶ時間
    故人を偲ぶための時間が設けられています。どのような内容で執り行うかは故人の希望や遺族次第です。よくあるパターンでは、楽器の生演奏や故人の好きな音楽を流したり、故人との思い出の写真や映像をスライド上映したりなどがあります。
  5. 参列者によるスピーチ
    故人と関係の深かった参列者が、故人を偲ぶスピーチを行います。
  6. 献花
    無宗教葬儀では御焼香の代わりに献花を行うことが多くあります。献花は喪主・遺族・親族・参列者の順に行います。
  7. 遺族からの感謝の言葉
    喪主や遺族の代表が参列者に対して、ご葬儀に参列してくれたことへの感謝の気持ちを伝えます。
  8. 閉式の言葉
    喪主や司会者が締めの言葉を伝えて、ご葬儀を終えるのが一般的です。喪主が閉式の言葉をいう場合は、参列者への感謝の言葉も兼ねて挨拶します。
  9. 出棺
    ご葬儀が一通り終わったら出棺し、火葬場に向かいます。火葬後は一般のご葬儀と同じく参列者で会食する場合もあります。

 

 

無宗教葬儀の費用は?一般のご葬儀より安く抑えられる?

無宗教葬儀では宗教者を呼ばなくてもよいため、お布施代を支払う必要がありません。

そのため一般のご葬儀と比べて費用を安く抑えられるという話も耳にします。

確かにお布施代は葬儀全体にかかる費用のおよそ三、四分の一を占めるほどの額となるため、この額を節約できるのは大きいといえます。とはいえ、式場代や葬儀社へ依頼する費用などは一般のご葬儀と同様に必要となることが多いです。

また生演奏やプロの司会者を呼ぶなど、こだわりのあるご葬儀を行いたい場合は通常のご葬儀と同等か、それ以上かかることもあります。

 

 

 

無宗教葬儀を行う際の注意点

仏式でのご葬儀が一般的な日本では無宗教葬儀に馴染みがなく、伝統的なしきたりを省いた自由な形式のご葬儀に抵抗のある人も中にはいます。

トラブルを避けるためにも、事前に親族間でよく話し合いをして決めるのがよいでしょう。またその他にも、無宗教葬儀を行う際に気をつけなければならないことがあります。

 

菩提寺がある場合、お墓に納骨ができない可能性がある

お墓がお寺の境内にあるなど菩提寺がある場合は、お寺のご住職を介さずにご葬儀を執り行ってしまうと納骨の際にお寺から拒否されてしまうことがあります。

菩提寺に納骨を希望し、かつ自由な形のご葬儀を行いたい場合は、別途に宗教的な儀式を行う必要があるかもしれません。またお墓に納骨せずに樹木葬や海洋散骨といったお骨を自然に還すという選択肢もあります。

 

無宗教葬儀に慣れていない葬儀社もある

無宗教葬儀に全く対応していない葬儀社は少ないですが、無宗教葬儀に慣れている葬儀社もそれほど多くはありません。

日本のご葬儀の9割は仏式のご葬儀といわれており、無宗教葬儀は全体のごく数%しか行われておりません。
また無宗教葬儀には決まった形式がないため、事前に内容や段取りについて葬儀社としっかり話し合いをしておく必要があります。葬儀社との行き違いをなくすために、どのようなご葬儀にしたいのか具体的なイメージを共有し、準備してもらいたいものがある場合はしっかりと伝えておきましょう。

 

 

 

無宗教葬儀に呼ばれた時のマナー

無宗教葬儀には決まった形式がないからこそ、参列する際のマナーに悩む方も多いと思います。

無宗教葬儀の場合でも基本的なマナーは一般のご葬儀と同じと考えていただいて問題ありません。ただし、遺族側から案内があった場合はその案内に従ってください。特に迷いやすい服装と香典に関するマナーについて解説します。

 

 

服装

特に指定がない場合は一般的なご葬儀と同様、準喪服を着用します。

男性はブラックスーツ、女性はブラックフォーマルと呼ばれるワンピースやアンサンブルなどです。
また、無宗教葬儀の場合は「平服でお越しください」などの案内があることも珍しくありません。平服といっても普段着で参列することは避け、略礼服といわれるブラックスーツやグレー、紺色のワンピースなど落ち着いた色のきちんとした服を着用しましょう。

 

香典

遺族から「香典辞退」の案内がない限り、一般のご葬儀同様にお香典も持参します。

表書きは宗教、宗派を問わない「御霊前」が無難です。

 

 

まとめ

無宗教葬儀は宗教や宗派による習わしに縛られず、故人や遺族の希望にかなう形でご葬儀を執り行うことが可能です。

しかし決められた形式がないからこそ、遺族の方でどのような式にしたいかのイメージを持っておくことが非常に重要です。また、親族や菩提寺との関係性も配慮して決定する必要があります。無宗教葬儀のメリットとデメリットをよく理解した上で、納得のいくご葬儀を営んでください。

 

 

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