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数珠の選び方をご紹介

2022.11.26

 

 

葬儀に参列することになれば、髪型や服装はもちろんのこと、持ち物についても気を配る必要があります。
カバン、ハンカチ、香典など必要な物を準備しますが、忘れてはならない物のひとつに数珠があげられます。
葬儀では、焼香の際など人前で数珠を使用する機会があるので、マナー違反となるようなことは避けなければなりません。

今回の記事では、「葬儀に持って行く数珠はどの様な物を選べば良いのか」について解説します。

 

 

こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。

 

今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。

 

 

数珠の意味

「数珠」とは、天然石や木、ガラス、プラスチックなどの様ざまな素材を加工した珠に穴をあけ、糸を通して輪にした仏具です。
「珠数」「寿珠」と書くこともあります。また、念仏を唱える時に用いることから「念珠」と呼ばれることもあります。

数珠の起源には諸説ありますが、古代インドのバラモン教で用いられた道具が原型になったとされています。数珠の珠を使って、お祈りした回数を数える習慣があり、それが仏教においても取り入れられ、お経や念仏を唱える際に使われるようになりました。

日本には飛鳥時代に仏教伝来とともに伝わりましたが、大変高価であったため、僧侶や貴族といった限られた人たちのみが使える物でした。鎌倉時代に入り、浄土教の流行により、ようやく庶民の間にも広まることになります。
古くから数珠は念仏の回数を数えるために用いられてきましたが、それ以外にも、手に持つことによって人間の煩悩を消す力があるとされています。また、普段身につけることで魔除けや厄除けになり、福を呼び込むとされ、お守りとしての役割もあると考えられています。

 

 

数珠の種類

数珠は「本式数珠」と「略式数珠」の2種類に分けられます。それぞれについて説明していきます。

 

本式数珠

本式数珠は、煩悩の数と同じ108個の珠が連なった数珠で、一連ではとても大きな輪となるため、使う時は二連にして持つようにします。本連数珠、二連数珠、二輪数珠といった呼ばれ方をすることもあります。本式数珠は宗派によって形状や持ち方、使い方が違ってきますので、自分の宗派以外の本式数珠を持つことはできません。したがって、参列する葬儀が別の宗派の場合は、略式数珠を持って行くという人も多いです。

 

 

略式数珠

略式数珠とは、片手数珠とも呼ばれ、本式数珠が108個の珠であるのに対して半分の54個、3分の1となる36個、4分の1となる27個、6分の1となる18個の珠からなるコンパクトな簡略化した数珠のことをいいます。
珠の数が少ない分、輪の大きさも小さくなるため一連で使うことができます。また、どの宗派でも使うことができますので、初めて数珠を購入する際に選ばれることが多いです。最近では伝統的な珠の数にこだわらず、持つ手の大きさに合わせて、男性は22個、女性は37~43個で作られた物も多く販売されています。

 

 

葬儀の数珠の選び方

葬儀に参列する際には、どの様な点に注意して数珠を選べば良いのでしょうか。いくつかのポイントに分けて説明していきます。

 

本式か略式か

結論からいえば、本式数珠でも略式数珠でもどちらでもかまいません。葬儀という厳粛な場面であるから、必ずしも本式数珠でなければならないという訳ではなく、略式数珠を使ってもマナー違反となることはありませんのでご自身の好きな方を選べば良いでしょう。ただし、宗派によっては注意が必要となる場合があります。浄土宗では本式数珠を用いることが好ましいとされていたり、日蓮宗は信者であれば本式数珠を必ず用いるとしていますので、ご自身の宗派の慣習については確認した方が良いでしょう。

 

 

男性用か女性用か

本式数珠、略式数珠ともに男性用と女性用がありますので、ご自身の性別に合わせて選ぶ必要があります。
男性用の数珠は珠が大きく、房も立派で落ち着いた色合いの物が多く、女性用は男性用と比べて珠が小ぶりで、房の色もピンク、紫、水色といった女性らしい物が多くなっています。また、小学生以下の小さな子供向けのプラスチックやガラス素材の数珠も販売されていますので、数珠のマナーを身につける意味でも購入してみても良いのではないでしょうか。

 

 

素材や色

数珠の素材や色にはたくさんの種類があります。
葬儀に持って行く時に、「なるべく落ち着いた色合いの物を選ばなくては」と考えるかもしれませんが、素材や色に関するマナーは特にはありませんので、好みで選ぶことができます。珠の素材として多く用いられているのが、水晶・オニキス・翡翠(ヒスイ)・虎目石・琥珀といった天然石や、菩提樹・白壇・黒檀・紫檀・屋久杉といった天然木となります。天然石は石の色合いであったり、石の持つ意味であったりを考慮しながら選ぶのが良いでしょう。天然木は天然石に比べて取り扱いが容易であるうえ、使い込むことによって色合いに味が出てくるので、そういった楽しみを持って使用するのも良いのではないでしょうか。

 

 

選んではいけない数珠

数珠には本式数珠と略式数珠の他に腕輪念珠というブレスレット型の数珠もあります。腕輪念珠の目的は、パワーストーンを使うことで普段からお守りとして身につけたり、アクセサリーとしてファッション性を重視して身につけることにあります。房のあるタイプは一見すると略式数珠のように見えますが、葬儀での使用はふさわしくありませんので注意が必要です。

 

 

数珠の扱いで気をつけること

葬儀は日常的なものではなく、人によってはほとんど参列の経験のない人もいると思います。仏具である数珠の扱いには守るべきマナーや注意点があります。

 

 

貸し借りはしない

数珠は仏具であり、仏様からのご加護を受ける自分自身の分身です。
葬儀場に着いて、数珠を忘れたからといって他の人の数珠を借りるのはマナー違反です。貸し借りをするのであれば数珠なしで参列した方が良いとされています。

 

 

数珠袋に入れて持ち歩く

数珠は傷や汚れがつかないよう丁寧に取り扱う必要があります。また、数珠を裸でカバンやポケットに入れて持ち運ぶと紛失するリスクも高くなります。そうした傷・汚れ、紛失から守るために使用するのが数珠袋です。数珠袋に数珠を入れる際に気をつけたいのは房の扱いです。房は正絹の物が多く、無造作に押し込むと形が崩れてしまう危険があります。房が数珠の輪の内側に来るように形を整えてから入れるようにしましょう。数珠袋は仏具店やネットショップ、100均ショップでも購入することができます。

 

 

椅子や畳の上に置かない

数珠は仏具ですから、椅子や畳の上に直接置くのはマナー違反になりますし、気づかず誰かに踏まれてしまう危険もあります。少しの間でも席を離れる時は、数珠を置いていくことはせず、必ず上着のポケットやカバンにしまうよう心がけましょう。

 

 

まとめ

葬儀に持って行く数珠は本式数珠か略式数珠のどちらかになります。最初に持つ数珠としては、宗派を問わず幅広く使用できる略式数珠を選ぶ人が多いです。素材の希少性などによって数珠の値段は様ざまですが、高価な物ほど多くの徳を積めるという訳ではありません。長く使うことを考えて、自分の好みに合った素材や色の数珠を選ぶと良いでしょう。

 

 

 

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