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形見分けの進め方について

2022.11.28

 

葬儀後に行う故人の供養の一つとして、遺品の一部を故人の親族や親しい人に分配する「形見分け」があります。

実際に形見分けをする機会は少ないため、いざやろうとした際に「いつどのように行えばいいのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では形見分けの時期やマナー、注意点について解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。

 

今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。

 

 

 

形見分けとは?

形見分けとは、故人の遺品を「形見」として家族や親しい親族が譲り受ける、日本独自の風習です。

故人が愛用していたものを親しい人が引き継ぐことで、故人を偲び供養することが目的です。また、故人を想起させるものを身に着けることで故人を身近に感じることができ、失った悲しみや寂しさを癒してくれる効果もあります。

 

 

形見分けは必ず行うもの?

そもそも形見分けは必ずしも行わなければいけないものではありません。

最近では、故人の遺品を貰っても扱いに困るという若い人も増えており、形見分けを行わないこともあります。しかし、故人が形見分けを希望する場合もあり、形見分けを行うことは故人の供養にもなります。

形見分けを行う意味を知り、状況に合わせて形見分けを行うかどうかの判断をしてください。

 

 

形見分けに選ぶ遺品はどうやって決める?

形見分けで贈る品物は、故人が愛用していたものや思い出深いものを選びます。

ただし、あまりに高価すぎるものは相続財産とみなされ、贈与税がかかる場合があるため避けてください。また贈った相手に使ってもらうことが前提となるため、壊れて使えないものは避け、贈る相手の好みに合わせた品物を選びましょう。

具体的には着物や洋服などの衣類・時計・アクセサリー・鞄・家具・アルバム・写真などが一般的です。もちろん、故人の持ち物で上記の条件に満たすものであれば、他のものでも問題ありません。

 

 

遺品整理や遺産相続との違い

形見分けと混同しやすいのが、遺品整理と遺産相続です。
遺品整理とは、故人の持ち物全てを不要なものと残すものに分けて整理することです。遺品整理で残すもののうち、資産的価値のあるものは、遺産として故人の血縁者に引き継がれます。これを遺産相続といいます。
これに対して形見分けは、遺産相続の対象にならない遺品が対象になります。例えば、故人が愛用していた衣類やアクセサリーなど、資産的価値はないけれど処分するには惜しいものなどが該当します。

 

 

 

形見分けはいつするべき?形見分けの時期は?

形見分けをする品物は、遺産分割の対象とならなかった故人の持ち物から選びます。そのため形見分けをする前に、遺品整理と遺産相続を先に行っておくのが基本です。
形見分けを行うタイミングは、基本的には忌明け後がよいとされています。

仏式では四十九日の法要後、神式では五十日祭の後が忌明けとなります。キリスト教には、形見分けの風習はありませんが、もし行う場合は亡くなってから30日後のミサの後に行われます。

 

 

忌明けを待たずに形見分けをするのはマナー違反?

忌明け前、つまり「忌中」は「故人のために祈りを捧げ、慎ましく過ごす期間」であるため、形見分けには適していないとされています。

また亡くなって間もない時期に、焦って遺品整理や形見分けを行ってしまうと、後々トラブルが発生する可能性もあります。マナーの面だけではなく、遺族の気持ちの整理のためにも形見分けは忌明け後に行うことをおすすめします。

 

 

 

形見分けのポイントと注意点

実際に形見分けを行う際は、いくつか気をつけるべきマナーや注意点があります。
形見分けを行う際のポイントについてまとめました。

 

 

目上の人に形見分けはしない

形見分けは本来、「親から子ども」「上司から部下」というように、目上の人から目下の人に行うものとされています。

そのため基本的には、目上の人に形見分けはしません。ただし、近年ではこうした古い慣習を気にしない方も増えています。どうしても目上の人に形見を譲りたい場合は「ご無礼は承知ですが、どうしても〇〇さんに使っていただきたいのがあります」と一言断りを入れておきましょう。

 

 

形見分けの品物は綺麗な状態にして渡す

形見分けとして渡す品物は、できる限り綺麗な状態にして相手にお渡しするのがマナーです。

汚れやほこりなどを払い、衣類の場合はクリーニングなどをしておきましょう。ただし、遺品はプレゼントではないため、ラッピングはしません。包装せずそのまま渡すのが基本です。そのまま渡すのが難しい場合は半紙に包み、仏式の場合は「遺品」、神式の場合は「偲ぶ草」と表書きして渡してください。

 

 

受け取る人と故人の意思を尊重する

故人が生前に、誰にどの形見を譲りたいか指定している場合もあります。

この場合はなるべく故人の遺志を尊重してあげましょう。ただし、受け取る側の気持ちも尊重することを忘れてはいけません。もしも相手が受け取ることを拒否されたなら、無理強いをしてはいけません。

 

 

高価なものは形見の品に選ばない

一般的に形見分けに高価なものは選びません。

あまりに高価な品物はトラブルの要因となったり、相続税や贈与税の対象となったりすることもあるので、避けるのがベターです。

価値がよく分からないものは、鑑定に出すなどして価値の有無を明確にしておきましょう。高価なものは先に遺産相続で分け切ってから、残りを形見として分配します。

 

 

相続放棄した人は形見分けには関わらない

中には故人に負の遺産があり、相続放棄をする方もいると思います。

しかし相続放棄をした方が形見分けを行うと、相続放棄が認められなくなる可能性があります。相続放棄をした方は、基本的には形見分けに関わらないようにしてください。

 

 

 

まとめ

形見分けは、亡くなった後も故人を身近に感じ、偲ぶことができる大切な風習です。

最近では事情により行わないことも増えていますが、故人の供養にもなるため、可能であれば行うことをおすすめします。ぜひ故人との思い出を末永く大切にしてください。

 

 

 

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