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菩提寺とは?菩提寺の概要や変更方法、付き合い方などについて解説します。

2023.01.18

 

こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。

 

今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。

 

みなさんは菩提寺(ぼだいじ)という言葉を聞いたことがありますか?菩提寺は先祖代々から一家ぐるみで付き合いのあるお寺であり、一家のお墓を管理してくれるとともにそのお寺を通してご葬儀や法事を執り行われます。今回は菩提寺について解説します。

 

菩提寺とは

菩提寺の歴史

菩提寺は江戸時代、幕府のキリスト教対策のための寺請制度から生まれました。民衆に寺請証文を受けさせて特定のお寺を菩提寺として定めることで檀家(だんか、寺や住職を支援する一家)になることを義務付け、キリスト教徒ではないことをお寺に証明させる制度です。

その際にお寺が檀家のご葬儀や法事を執り行う関係が生まれ、お寺に檀家から一定の信仰する人と収入が保障されました。

 

菩提寺の現状

現在の菩提寺はお寺が檀家の経済的な支援を受けると同時に檀家のご葬儀や供養、お墓の管理をする相互関係の形を築いています。

その一方で、田舎に檀家があるけれど都会で亡くなり、都会でご葬儀と戒名を葬儀社が手配する僧侶にお願いしてご葬儀まで済ませた後に田舎の菩提寺で納骨の手続きをしたら戒名の付け替えが求められたというケースがあります。これは自分の檀家の宗派を知らずにご葬儀会社に連絡したら別の宗派の僧侶が手配されたからです。

こういったことが起こらないように、菩提寺に納骨する際には事前に菩提寺に連絡をとり、アドバイスをいただく必要があります。

 

菩提寺の他の呼び方

「菩提(ぼだい)」という言葉はサンスクリット語・パーリ語の「ボーディ」が由来で、悟りの境地や極楽往生して成仏するなどを意味します。

菩提寺は他にも香華院(こうげいん)、檀那寺(だんなでら)など色々な呼び方があります。檀那寺と菩提寺は、本来は別の意味でしたが、今は同じ意味になっています。

 

菩提寺のメリット・デメリット

メリット

菩提寺のメリットとして大きいのがご葬儀や法事などの依頼や相談がしやすく、檀家として手厚く優遇されることでしょう。

儀式の中でも弔事はおめでたいこととは正反対であるため、積極的に知ろうとする人や話し合う人は少ないです。

なので、家族が亡くなったらどうしたらいいだろう?ご葬儀の段取りは?法事はどうやればいいんだっけ?といったお悩みや相談も昔から付き合いのある菩提寺なら話がしやすいです。

そして、お盆やお彼岸などの繁忙期にご葬儀や法要を依頼することになっても住職が駆けつけてくれたり、菩提寺は住職が常駐するため手厚い供養を受けられたりするので、菩提寺は心強い存在です。

 

デメリット

菩提寺のデメリットは経済的負担が大きく、先祖代々のお墓の維持管理をする必要があることです。

ご葬儀や法事のお布施だけでなく、檀家になる際に求められる入檀料(10〜30万円)、お寺の修繕・改修などで求められる寄付金や檀家の年会費に相当する護持費などが求められます。

特に規模の大きいお寺や歴史のあるお寺だと求められる金額が大きくなる傾向にあるため、注意が必要です。

また、菩提寺では墓地全体の管理をするものの、個々のお墓の管理はお墓の管理者である檀家がします。なので、お墓参りをして自分で掃除をして管理をする必要があります。

 

家族が亡くなった時の菩提寺への連絡方法

家族が亡くなった後、まずは葬儀社に連絡し、病院で亡くなった場合は自宅か葬儀会館まで搬送された後に菩提寺に連絡します。自宅で亡くなった場合も、自宅へ葬儀社が到着してから菩提寺に連絡します。

かつて、菩提寺はご葬儀関係に限り24時間電話で受け付けていました。しかし近年はご葬儀の縮小化により24時間電話を受け付けていない場合があります。なので、事前に菩提寺にどの時間帯に電話をかけたらいいか確認を取る必要があります。

 

菩提寺がわからない・ない場合

菩提寺がわからない場合は、まずは親族に訊くといいでしょう。なぜなら菩提寺には一族だけでなく親族にも同じお寺を菩提寺にしているからです。

また、親族のご葬儀や法事の際に呼んだ司会者を知っていたらその方に訊ねる、仏壇のご本尊やご先祖様の戒名からわかった宗派のお寺に問い合わせる方法もあります。

どうしても菩提寺がわからないか、もともと菩提寺がない場合、葬儀社を通じてお寺を紹介してもらえます。

 

菩提寺の変更方法

変更したい理由と変更できる理由

檀家の中には菩提寺のあるお墓参りに行きたいけれど遠方でなかなかいけない方、親からお墓を受け継ぐことになった際に菩提寺を変更したい方がいます。これは、普段から菩提寺に関わることが減り、法要やご葬儀などを依頼しにくくなったからです。

そんな場合、菩提寺の変更は可能で、宗派を変更しても大丈夫です。

なぜなら日本では「宗教の自由」と「信仰の自由」の考え方があり、誰もが好きな宗派に入れるからです。

一方で、少子化や地域の過疎化などでお墓を引き継ぐ人がいないため、檀家を離れる場合や無宗教になるケースもあります。この場合も菩提寺から離れることができます。

 

変更方法と注意点

菩提寺を変更する場合、まずは住職にお寺から離れる(離檀する)理由を伝えます。お寺の運営は檀家からのお布施で運営されているため、住職から引き止められる場合があります。なので、きちんと理由を伝えてトラブルを避けるようにします。

離檀が決まったらお住まいの市町村から発行される改葬許可証の手続きをとり、墓じまいの業者を手配します。

最後に併願供養をして離檀料(10〜20万円)を渡してからお墓を移します。お寺の定められたルールに沿ってお墓のあった敷地を更地に戻し、土地を現状復帰させましょう。

 

菩提寺を変更しないまま離檀することも可能

菩提寺を変更しないまま離檀をすることができます。その代表例として遺骨を自宅で管理する「手元供養」とお寺が遺骨を管理する「永代供養」があります。

永代供養のお墓は50万円程度の見積もりをする必要があります。しかし、手元供養も永代供養も金銭面の負担を軽く抑えて離檀することができます。

ただし、管理する人がいないお墓は無縁墓として撤去され、撤去費用がかかります。

 

檀家と菩提寺との付き合い方

菩提寺の歴史にも書きましたが、檀家は菩提寺のお寺や住職を経済的支援する代わりに菩提寺からご葬儀や法要などを受けてもらう一家です。メリットとデメリットは菩提寺のメリット・デメリットと同じなので割愛しますが、一家だけでなく親族ぐるみで菩提寺のお寺とお付き合いするケースもあります。

菩提寺との付き合いの中で高額のお布施が要求された、離檀を希望したら怒鳴られたというトラブルがあります。一方で、菩提寺に連絡しないでご葬儀を家族直葬で済ませ、後日に納骨させて欲しいと菩提寺に連絡した結果、納骨が拒否されたトラブルもあります。

菩提寺も檀家もトラブルにならないように普段からコミュニケーションをとる必要があります。先祖代々供養してくれる菩提寺には感謝の心を込めることを忘れないで接しましょう。

どうしても菩提寺とトラブルになった場合、役所やお寺の宗派の本山、行政書士や弁護士などに相談することもできます。

 

まとめ

菩提寺はもしも身近な人が亡くなった場合の心強い存在であり、ご葬儀や法要などを十分にバックアップしてくれます。菩提寺と繋がりのある檀家の方はこれからも菩提寺を大切にしていただけると幸いです。

 

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