お香典の正しいお札の入れ方について解説

こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。
今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。

お通夜、お葬式に参列するときの香典のお札の入れ方にはマナーがあります。
この記事では、香典のお札の入れ方や相場についてまとめています。
正しいマナーを知って、いざというときに備えましょう

目次

香典の正しいお札の入れ方

香典にお札を入れるときは、お札の裏表や上下の、中袋の有無をみてみましょう。

お札の裏表と上下の確認

お札には、裏表と上下があります。
お札の裏表は、肖像が描かれているほうが表側です。
お札の上下は、表側を縦にしたときに、左側に数字がある側が上です。

香典を包むときは、正しいお札の向きをみましょう。

香典袋に中袋がある場合と、ない場合のお札の入れ方

香典のお札の入れ方は中袋の有無によって異なります。

香典袋に中袋がある場合

香典袋に中袋がある場合のお札の向きは、中袋を表向きにしたときに、お札を裏側にして入れます。
お札の肖像を伏せる意味は、故人へのお悔やみや別れの気持ちです。

お札の上下は中袋の底側にお札の肖像画が下側になるように入れます。

香典袋の中袋に名前と住所、漢数字で金額を書きます。

香典袋に中袋がない場合

香典袋に中袋がない場合は、そのままお札を入れます。
中袋がついていないからといって、失礼にあたることはありません。

香典袋へのお札の入れ方は、袋の表側にお札の裏側がくるように入れましょう。
お札の上下は、地域によって異なるので裏側を意識します。

香典袋に直接、名前と住所、漢数字で金額を書きましょう。

中包みのお札の入れ方

中包みの正しいお札の入れ方は、最後に折った紙が裏側にくるようにします。
ツルツルしている面が表側、ザラザラしている面が裏側となります。

折り目がないときは、下側の折り返し箇所に上側を被せましょう。
複数枚のお札を入れるときは、向きを揃えて、お札の折れ曲がりに注意です。

正しいお札の入れ方

お札の枚数に注意

香典のお札の枚数は奇数を意識します。

枚数の注意点は、4と9は日本では縁起の悪い数字で4は死ぬ、9は苦しむと連想する方もいます。
偶数は割り切れる数字なので、故人と縁が切れるという意味があります。

このことからお札の枚数は9と偶数を避けましょう。

新札と欠損しているお札は入れない

香典のお札は新札と欠損しているお札は入れません。
香典での新札は、不幸をあらかじめ用意してたと思われるからです。
新札に折り目をつけて対処しましょう。

シワや汚れなどの欠損しているお札は受け取る側に気持ち悪い印象を与えてしまいます。

破けて角がなくなっているお札も使用を避けましょう。

香典の金額相場

香典の金額は一定の相場があります。
故人との関係性や年齢によって包む相場は異なり、親密な関係性であれば相場は高額です。

香典の相場

両親 3万円~10万円
兄弟姉妹 3万円~5万円
祖父母 1万円~5万円
伯父・叔父、伯母・叔母 1万円~3万円
そのほかの親族 3,000円~3万円
友人・知人 3,000円~1万円
近隣の人 3,000円~1万円
仕事関係者 3,000円~1万円

香典を包む金額は年齢によって変わります。

例えば、祖父母が亡くなったときに包む香典の額は、20代なら1万円、30代は1万から3万円、40代は3万円から5万円と年齢が上がるにつれて金額が高額になります。

仕事関係者への香典

仕事関係者への香典で、付き合いがある人でお金を集めて香典を出すときは、周りの人と相談して奇数で金額を決めておき、金額を人数で割ります。

香典袋の選び方

香典袋の選び方は金額を基準にして選ぶことです。

5000円以下 白黒の水引が印刷されている香典袋
1万から3万円 帯紐で結ばれている香典袋
5万円以上 銀色一色の双眼の水引

大きさと種類が豊富にあるので、金額を基準に香典袋を選んでいきましょう。

香典袋の書き方

香典袋に記入欄がないときは、薄墨で漢数字で金額、裏に住所と氏名を書きます。

また、宗教によっても異なる部分があります。

仏式の書き方


御霊前
御仏前、
御香典

神式の書き方


御玉串料
御榊料

キリスト教の書き方


御花料

いずれも、表面の水引の上に書きます。

まとめ

お香典は故人との関係性や故人の宗教、自分の立場によっても包む金額が変わってきます。また細やかなマナーも多いので、事前にお香典のマナーについて理解しておく必要があるでしょう。

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