2023.02.21
こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。
今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。
喪主を務める際、気になることに「ご葬儀費用」があります。とくに、今まで喪主の経験が無い場合は、ご葬儀費用を支払うタイミングや支払い方法について不安に感じることがあるのではないでしょうか。
ご葬儀は相応の費用が発生します。例えば、一般的なご葬儀の場合は、約120〜200万円ほどが相場費用です。また、近年増加している家族葬の場合でも、数十万円ほどの費用を見込まなければなりません。いずれにしても高額な出費が予想されるため「どのようにしていつ支払うか」という点について十分に理解しておかなければならないのです。
この記事では、ご葬儀費用を支払う正しい時期や支払い方法、注意するべき点などについて解説いたします。突然の訃報に慌てることがないように記事を参考にして下さい。
ご葬儀費用を支払うタイミング
ご葬儀費用は、ご葬儀を終えて一週間ほどで支払うケースがほとんどです。
その他、3日以内に支払うケースや、10日以内に支払うケース、一ヶ月後に支払うケースなどがあり、ご葬儀会社ごとで異なります。一昔前までは自宅でご葬儀を執り行うことが一般的でした。そのため、遺族が会計を担当することは珍しくなく、ご葬儀当日に会計を整理することが主流でした。
しかし、近年では多くの遺族がご葬儀会社に儀式を一任します。運営全般を任せるため、費用は後から支払うことが慣例です。ご葬儀会社によっては、儀式の前に前金として費用の半分程度を納めなければならない場合もあるでしょう。支払いのタイミングについてはご葬儀会社の契約内容ごとで異なるため、申し込みの前に十分に確認しておくことが大切です。
支払いについて不安な点がある場合は、ご葬儀会社の担当者に相談をすることで支払いのタイミングを延期するなど考慮してくれる場合や、負担が少ない支払いプランを提案してくれる場合もあるでしょう。
ご葬儀費用の主な支払い方法とは?
ご葬儀費用には様々な支払い方法があります。具体的な内容はご葬儀会社によって異なりますが、比較的多い支払い方法は以下の通りです。
現金払い
頻繁に使われている支払い方法の一つです。
ご葬儀会社に直接手渡しする場合や、銀行振込の場合、コンビニ支払いの場合などがあるでしょう。自分の経済状況に合わせて選択することができます。
クレジットカード
クレジットカードも増えている支払い方法の一つです。
多くのご葬儀会社で利用することができます。支払いは、一括払いや分割払い、リボルビング払いなど選択が可能です。ボーナス払いを利用できる場合もあるでしょう。カードを利用することでポイントの還元も期待できます。
ただし、利息が発生するため利用限度額なども含めてカード会社との契約内容を十分に確認しておく必要があります。
ローン
ご葬儀会社と信販会社が展開するローンサービスで支払う方法です。「ご葬儀ローン」とも呼ばれています。現金やクレジットカードで支払うことが難しい場合に利用できることがメリットです。
ご葬儀会社で手続きすることができるため審査にも時間がかかりません。クレジットカードと同様に分割払いを選択することが可能です。多くの場合で「36回払い」まで選べます。ただし、こちらも利息が発生するため計画的な利用が必要です。また、申請すれば必ず使用できるわけではなく、収入面などから支払い能力があるかという点を審査されるでしょう。
注意する点
ご葬儀費用の支払いについて注意するべき点があります。儀式中は慌ただしく混乱しやすいため落ち着いて対処することが必要です。
口座が利用できなくなる
故人が逝去したことを金融機関が把握した時点で預金口座が凍結します。一度凍結された預金口座を使用するためには、全ての相続人の同意や手続きに係る書類の準備が必要です。
互助会や共済会の積立金
ご葬儀の内容やプランによっては、互助会や共済金の積立金ではご葬儀費用が納まらない場合があります。想像以上に費用が発生した場合は、積立を解約してご葬儀内容自体を見直した方がよいケースもあるのです。
保険金が間に合わない
保険金を使用してご葬儀費用を支払いたい場合に手続きが間に合わないことがあるため注意が必要です。手続きの遅延を想定しておく必要があるでしょう。
ご葬儀以外に発生する費用がある
ご葬儀費用に含まれない出費があるため気をつける必要があります。僧侶へのお布施や、戒名料、通夜振る舞いや精進落しの料理の費用などです。儀式以外の場面でも費用が発生することを理解しておきましょう。
ご葬儀費用が支払えない場合の対処法
ご葬儀は高額な費用が発生します。事情によっては支払いが困難な場合もあるでしょう。費用が賄えない場合の対処法を解説します。
見積もりを入念にしておく
ご葬儀会社から予想以上の金額を請求されてトラブルに発展しないように見積もりを徹底しておくことが大切です。追加費用なども含めて総額を提示してもらい納得して契約を進めていきましょう。
補助金制度を利用する
公的健康保険に加入している場合は、自治体に申請することで3〜7万円ほどの埋葬費が支給されます。また、社会保険に加入している場合は、5万円ほどの埋葬料が支給されるでしょう。お布施や車両費などを補助金で補填することができます。
まとめ
この記事では、ご葬儀費用の支払い方法や支払うタイミングについて解説しました。ご葬儀はプランによって費用が大きく変動します。また、ご葬儀会社ごとでも異なるため十分に調べた上で後悔のないように手続きを進めましょう。
・ご葬儀費用は儀式を終えて一週間ほどで支払うケースが多い
・ご葬儀会社によって支払うタイミングが異なる
・支払い方法は現金やクレジットカード、ローンなどが選択できる
・ご葬儀費用以外に発生する費用がある(お布施や食事代など)
・口座の凍結や保険金の手続き遅延などに注意する