ご逝去・ご危篤でお急ぎの方はもちろん 些細なことでもお気軽にお電話ください
- ボタンをタップすると電話がかかります。
ご逝去・ご危篤でお急ぎの方はもちろん 些細なことでもお気軽にお電話ください
今回は直接お葬式とは関係ないものの少し気になるみたいな形のものを主にまとめました。
・お葬式まで一週間待つのはコロナの影響ですか?
・お中元は喪中の場合どうするのが正しい?
・お盆って何をするの?
・お彼岸って何をするの?
・神道の法事について
・キリスト教の法事について
弊社の施行データですと、コロナ前とコロナ禍で施行件数に大きな変動はありません。もともと梅雨時期から夏にかけてと、年末年始は体調を崩される方が多く、葬儀式場が混み合います。都内では火葬場備付の式場の人気が高く、希望が集中します。そこを希望されると1週間ほど待つことがあります。しかし、火葬場付近に一般の貸しホールもあるので、そちらを利用すれば死後2~3日でお葬式を執り行うことはできます。火葬のみを希望される場合はもっと早く、死亡時刻によっては翌日火葬という事も可能です。
お中元はお祝いではないので、喪中であっても送ったり受け取ったりして問題ありません。ただしいくつか注意点があります。喪中の方に送る際には、まず故人を宛先にしない、忌中期間(49日)は避けるということがあります。故人を宛先にしないのは当然ですが、忌中期間に送ってしまうと、受け取った側が故人へのお供物なのか、お中元なのか間違えてしまうことがあるからです。時期が被っている場合は、事前に連絡を入れたうえで忌明けしてから送るのが良いでしょう。逆に喪中の方が送る際は、喪中という事を気にする方もいるので、お送りしたい方に事前に連絡をとっても良いかと思います。どちらの場合でも「のし」や「水引」には注意が必要なので注文するお店で確認してください。
お盆は仏教の盂蘭盆をルーツとしており、一般的には先祖や亡くなった人が現世に里帰りしてくる期間として認識されています。
お盆では盆提灯や迎え火を焚き、牛馬を用意して先祖を迎えます。お墓まで迎えにいく(要はお墓参り)こともあります。そしてお盆期間が終わると送り火を焚きご先祖を送り出すのです。
この時期になるとデパートなどでお盆用飾りなどが売られますのでそういったものを飾ります。亡くなった人が初めて迎えるお盆を「新盆(初盆)」といい、普段よりしっかりとお迎えするのが習わしです。白い新盆提灯を飾るのもこの時だけです。
お彼岸とは春分の日や秋分の日の前後3日間で行う仏教行事で、一般的にはお墓参りをする時として知られていると思います。仏壇のお掃除やお墓の清掃もこの時期にやることが多いです。神棚がある方はせっかくなのでついでにやってはいかがでしょうか。
仏教の檀家さんは年に何度か法要があります。お盆やお彼岸、命日の〇〇回忌法要などです。一方、神道の氏子さんはどうしているのか。一応49日法要にあたる「五十日祭」、「式年祭(いわゆる〇〇回忌法要)」といったものはありますが、それ以外で檀信徒が集まって法要といったものはないです。おそらくお寺と違って神社にはお墓がないので、祭祀をするときに氏子を集める理由がないのだと思います。その代わりに例大祭やお祭りなどがあるのだと思います。後は仏教と神道の教義の違いもあると思います。仏教の故人は輪廻転生し、また人の世に生まれますが、神道の故人は氏神としてその家の守り神となります。
キリスト教は大別すると、カトリックとプロテスタントに分かれます。それぞれ教義が異なるので一緒にすることは出来ませんが、日本での法事の考え方としては他の宗教同様に追善供養を行うことがあります。宗派によって言い方や期間は違います。〇〇兄弟(姉妹)追悼ミサ」や「〇〇召天記念日」として行います。カトリックでは一年に一度「死者の日」があり、それがいわゆるお盆にあたります。所属している教会によって違うと思うので、気になった方は所属教会に確認したほうがいいでしょう。
ちなみにキリスト教の場、故人は一旦魂が天国に行き、この世が終末を迎えた後に元の肉体に甦るのです。なのでキリスト教では火葬が好まれない、と聞いたことがあります。
葬儀の担当をしていると、葬儀が終わった後にご家族様から連絡を頂いたり、ちょっとした隙間時間に雑談としてお話されることが割とよくあります。もし、不安な点等があればお葬儀全般だけでなく、仏事、神事などについても疑問などの解消のためお力になれれば幸いです。