【火葬場の流れ完全ガイド】納めの式からお骨拾いまでの注意点とは?

こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。
今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。

お通夜とご葬儀では、式場の入り口で記帳を済ませ、式場に用意されたイスに座ります。そしてご葬儀社の司会者が進行をしてくれます。自分自身が参列したり、ドラマなどで目にしたりする流れは何となく想像できると思います。しかし、火葬場に行くのは、故人、お坊さん、遺族と親戚のみです。
そのために火葬場で何をしているのか、ご存知の方は少ない傾向にあります。

火葬場に到着すると、炉に入る前に「納めの式」という最後の儀式が行われます。
納めの式は火葬場での儀式なので、どのように進められるかご存知の方は少ないのではないでしょうか。
今回は火葬場での納めの式から、お骨拾いまでの流れ、注意する点などをご紹介します。

目次

納めの式とは

故人を火葬炉に納める前に、お坊さんが読経をして、お別れすることを納めの式と呼びます。

火葬場によって異なりますが、火葬炉の前か、専用の部屋で行うのが一般的です。

納めの式の時間は5~10分程度と長くありませんが、最後の大切な儀式です。

お棺の前に焼香台を置いて、お坊さんと家族がそろってから始まります。

お坊さんの読経の間に、喪主から順番に焼香を済ませます。焼香ができない火葬場では、焼香の代わりに棺の小窓を開けて、順番にお顔を見ることになります。

焼香などの最後のお別れが済んだら、お棺を火葬炉に納めます。

火葬炉の扉が閉じるまで、参列した方は手を合わせて見送ります。

炉を点火するスイッチは、以前は喪主が押していましたが、最近は火葬場の職員が代わりに押してくれる火葬場が増えています。

火葬が始まったら、お坊さんは帰られますので、きちんとお見送りしましょう。

ご葬儀をしない場合

「火葬式」「直葬」と呼ばれる形式で行う場合が、最近は増えています。

このような場合は、納めの式がご葬儀の代わりになります。

棺のフタを外して、花などの副葬品を納めることができる火葬場もあるので、ご葬儀社に確認してみましょう。

小窓を開けることもできない火葬場では、お坊さんの読経と焼香でのお別れになります。

お納めの式後の流れ

お骨拾いまで

火葬にかかる時間は、90分から120分程度と火葬場によって異なります。おおよその火葬が終了する時間は、火葬が始まってから案内されます。

遺族ごとに用意された個別の待合室か、共用の待合室で、お骨拾いまで過ごします。

共用の待合室では、他のご遺族もいらっしゃいますので、静かに過ごしましょう。

待合室がない火葬場もあります。火葬場で待てない場合は、ご葬儀式場に戻ったり駐車場の車の中で待っている場合もあります。

お骨拾い

お骨拾いの方法は、火葬場によって異なります。

・1人が拾った遺骨を、もう1人に渡して骨壺に納める

・2人1組で1片の遺骨をはさんで納める

・竹と木の箸を1本ずつ持って遺骨を拾う

いずれも「箸渡し」という日本の風習です。「箸」と「橋」をかけて、「橋渡し」として三途の川を無事に渡れるように、との意味が込められています。

箸渡しは、お骨拾いする人数や時間、火葬場によって省略されることもあります。

一般的には、足元から頭まで下から上に順番に納めていきます。一部の遺骨が多く拾い過ぎたり、全身の遺骨が納まらなかったりとならないように、火葬場の職員が案内してくれるので、任せておけば問題ありません。

お骨拾いの後

お骨拾いが終わったら、火葬場の職員から火葬許可証が返却されます。

返却された火葬許可証は、遺骨を納める際に必要となります。火葬した日時、火葬場の名称と責任者の氏名が、火葬許可証に記入されているか確認しておきましょう。

分骨した場合には、「分骨証明書」も渡されます。分骨証明書は、後日に市役所で発行される火葬場もあります。その場合は、申請を忘れずに行ってください。

火葬場での注意点

ここからは火葬場での注意点をご紹介します。

どこで最後に故人の顔を見るのか?

故人の顔を見ることができる場所を確認しておきましょう。棺の小窓を開けることができない火葬場は多くあり、ご葬儀式場が最後に故人の顔を見る場所になります。

その場合、納めの式では焼香のみのお別れになります。

骨壺の大きさ

骨壺の大きさは、直径が2.5寸(約7.5cm)から7寸(約21cm)と大きく異なります。大きさの基準は、遺骨を納める場所によって決まります。

一般的な大きさが分からない場合は、ご葬儀社に確認しましょう。

注意しなければならないのは、火葬する地域と遺骨を納める地域が離れている場合です。火葬場のある場所では一般的な大きさでも、納骨する場所では一般的な大きさでないかもしれません。

また木綿の巾着袋や、木製の箱に遺骨を納めるなど、骨壺を用意しない地域もあります。お墓の近くに住んでいる親せきに教えてもらうことが、判断の手助けになるでしょう。

飲料や食事の手配

火葬場によっては、火葬中に仕出し料理で食事をしながら過ごせる、逆に食事が禁止されていることもあるので、ご葬儀社に確認してください。

まとめ

納めの式やお骨拾いなど火葬場での流れが、事前にある程度分かっていれば、慌てることは少なくなると思います。

しかし地域によって流れは多少異なるので、疑問に思ったこと確認しましょう。

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