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模擬葬儀とは、その名の通り「本物のご葬儀」に似せて行われるご葬儀のことです。
わかりやすく「ご葬儀のリハーサル」と表現することもあります。最近では「終活」の認知度が高まり、自分のご葬儀をリアルにイメージできる模擬葬儀も注目を集めています。
この記事では模擬葬儀とはどのようなものなのか、内容や模擬葬儀を行うメリットについてまとめました。
こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。
今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。
模擬葬儀とは、生きているうちに自分のご葬儀の疑似体験をすることです。
多くの場合、葬儀社や寺院が主催する終活イベントの一環として参加希望者を募って開催されます。具体的にどのようなことを行っているのか、解説していきます。
本番のご葬儀と同じく、斎場に入場した後、僧侶による読経、御焼香、挨拶、出棺といった一通りの流れを執り行います。本番との違いは、葬儀社スタッフや僧侶からご葬儀の基礎知識や流れについて説明を受けながら参加できる点です。
また、実際に棺の中に入る「入棺体験」や「通夜振る舞い」「精進落とし」で出される料理の試食ができることもあります。
主催する側にもよりますが、無料で参加できる模擬葬儀も多くあります。
ただし料理の試食があるときなどは、参加費がいることもあります。参加費の相場は、500円前後と比較的安価となっているようです。
模擬葬儀と混同されやすい言葉として「生前葬」というものがあります。
生前葬とは、送られる側の本人が存命のうちにお世話になった人たちに対して、感謝やお別れの気持ちを本人から直接伝えることを目的としたご葬儀です。一方、模擬葬儀は、あくまでも自分の死後に執り行われるご葬儀を成功させるために行うものとなります。
模擬葬儀に参加する目的や得られるメリットは、主に以下の4つです。
誰かが亡くなると、すぐに葬儀社に連絡をして、ご葬儀の日程などを決める必要があります。
そのためどの葬儀社がよいのか、家族が落ち着いて吟味する時間はほとんどないといってよいでしょう。色々な葬儀社が企画する模擬葬儀に参加していれば、葬儀社のサービスを事前に体験できるので、いざというときに納得のいくサービスを提供してくれる葬儀社を選ぶことができます。
自分が遺族の立場でご葬儀を執り行うことは、人生であまり頻繁にはありません。
そのためご葬儀を行うことに慣れていない方がほとんどです。模擬葬儀に参加することでご葬儀の段取りを一通り確認できるため、本番のご葬儀が来ても慌てずに対応できるでしょう。
ご葬儀の疑似体験をすることは、自分の死を見つめ直すきっかけにもなります。人生の最後をリアルに体験することで、残りの人生をどのように過ごしていくか、家族のためにやるべきことはなにか、色々な想像が掻き立てられます。また、家族にとっては本人の死を受け入れる心の準備にもなるでしょう。
終活を進めていく中で、こういう風に見送ってほしい、というような理想のご葬儀のイメージが生まれてきます。ところが、ご葬儀の形式や規模、予算などについて家族に希望を伝えていても、本人の意向を正確に全て家族が汲み取ることは難しいものです。実際に模擬葬儀に参加することで、自分の理想とする具体的なご葬儀のイメージについて家族と共有することができます。
ご葬儀は、一度きりの人生の最後を締めくくる大切なイベントです。
自分の中の理想とするご葬儀を成功させることはもちろん、残された家族が困らないように、自分のご葬儀について家族とイメージを共有しておくことはとても大切です。
無料で気軽に参加ができる模擬葬儀も多くあるので、ぜひ終活の一環として参加してみてはいかがでしょうか。