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一年を通して人のご不幸はいつでも訪れるものです。
12月も暮れということで今回は年末年始のお葬式についてまとめていきます。
葬儀社は弊社も含めて年中無休を掲げているところが多いです。ですから病院や警察でお亡くなりになった場合に、ご遺体の処置が出来ずに腐敗するなんてことはありません。年末年始関係なくご連絡さえあればどこへでも向かい、ご遺体の尊厳をお守りいたします。
しかしながらお葬式をする上では、親族の都合と導師(宗教者)の都合、葬儀場の空き状況も重要になってきます。
こちらは年末年始の場合、予定を立てるのが難しくなります。
ご不幸事はあらかじめ分かっていることではないので、年末年始は皆さんそれぞれ予定があると思います。帰省していたり、あるいは旅行に行っていたりと、親族が集まるのが難しいことがあります。
また、多くのお寺では除夜の鐘付きやお正月の準備でお坊さんご自身が忙しいことが多いです。
火葬場は(都内の場合)大晦日まで火葬ができますが、お正月から三が日は休業しています。
葬儀式は自宅などでも行えますが、火葬に関しては大晦日までに行えないと翌年の1月4日からになります。
実際にどうすればよいかはご遺族の希望にもよりますので無数にありますが、例として2パターンあげてみます。
この方法は昔は密葬と呼んだりもしましたが、まずは近親者のみで早めに火葬だけ済ませる方法です。その時にいわゆる「家族葬」の形をとるかは導師の予定や式場、火葬場の空きにもよります。火葬後改めて本葬儀を行い、一般の方々にお別れの機会を用意するのです。
この方法の利点は、ご遺体の尊厳がしっかりと守られることです。エンバーミングを除いて故人の遺体は適切な方法で保護していたとしても徐々に変化(腐敗)していきます。早めの火葬は故人の状態変化が起きる前の生前に近い状態で送り出すことができます。また、新年を迎えるにあたって一つ区切りがつくということもあります。どうしても年を跨いでしまうと周りの空気がお正月になってしまうため、その異質感に息苦しさを感じることもあります。ですがこの場合一旦火葬式を終えているので一つ区切りは出来ています。また、本葬儀は日程的にも余裕が生まれますので、参列頂く方々にも事前に調整していただきやすくなります。
一方で最大のデメリットは、火葬に立ち会えなかった方は故人の最期の姿を見ることできない点です。闘病などでやつれてしまったとしても、遺影写真で元気な姿とお棺で眠っている故人のお姿を実際に見るのでは大きく違うと思います。故人のお体に寄り添い、触れ合うことができないのは密葬を選ぶ際の大きな懸念になります。
故人の保護には最大限気を使いつつも年が明けて方々の予定が空いたところでお葬式を行う方法です。
この方法の利点は、お別れに来た方が実際に故人に会うとこができることです。上の密葬のデメリットがこちらの方法では起こりません。しかしながら故人の死因や状況によってはお体に変化が起こることもあり得ます。
デメリットは、費用が嵩む点、ご遺体の変化が起こる可能性がある点などがあります。ご遺体の保護には保管料やドライアイスの処置料が日数分かかります。
年末年始は葬儀場が混みあいます。通常のように葬儀式場でお葬式をして火葬場で火葬という流れも難しい時があります。
上にあげた方法はあくまで一例で、実際にはご遺族の希望に沿ったご提案をしていきますのでお困りの際はぜひご相談ください。