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四十九日法要とは、故人が亡くなって49日目に迎える節目のことです。
今回の記事では、四十九日法要のマナーについて解説していきます。
こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。
今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。
喪主は四十九日法要のはじめとお斎(おとき)の前に、僧侶や参列者一同に対して挨拶を行います。
挨拶では、無事に四十九日法要を迎えることができたことへの安堵に加え、残された皆で良い関係を築いていきたい旨の気持ちを伝えます。参列者は、喪主に対して四十九日法要に招いてくれたことへのお礼を伝えます。
挨拶でのマナーは「故人の欠点や死因に触れない」ことです。
本人のことを思い浮かべながら話しをするため、故人の失敗談などに触れてしまわないように言葉を選ぶ必要があります。死因についても老衰であった場合を除いて触れないのがマナーです。また挨拶は長くなりすぎないように心がけます。
服装については、遺族側なのか参列者側なのか、また男女などで違いがあります。
まず喪主は正喪服がふさわしいマナーとされています。
正喪服は正式喪服とも呼ばれ、最も格式が高い喪服です。男性は、和装なら紋付羽織袴、羽織は黒の羽二重、五つ紋を着用します。洋装ならモーニングコートを着用し、ネクタイ、ベスト、靴下はすべて黒で統一します。
女性の場合は男性と同じく和装か、もしくはワンピース、アンサンブル、スーツなどのブラックフォーマルを着用します。洋装の場合は必ず長袖で、スカート丈はくるぶし位のものを着用し、極力肌を隠すようにします。
最近では喪主側であっても準喪服を着用することが増えてきているため、準喪服でも問題はありません。ただし準喪服の中でも原則として参列者よりも一段格上の喪服を着用することが望ましいです。
遺族は準喪服を着用し、参列者よりも軽い服装にならないように注意するのがマナーです。
男性の場合、黒を基調としたダブル、もしくはシングルのスーツが基本です。シャツは白の無地を着用、ネクタイや靴、靴下は黒で統一します。その際、光沢のない黒を選びましょう。またネクタイピンやアクセサリーはつけない方が無難です。
腕時計はアクセサリーと同様に身につけない方が無難ですが、身につける場合はシンプルなデザインや色のものでしたら問題ありません。
女性の場合、ワンピースやスーツなど、こちらも男性と同様に黒を基調としたものであれば問題ありません。靴やバッグ、タイツ・ストッキングも同様に黒を選びます。
アクセサリーはつけないのが無難ですが、結婚指輪や一連の真珠のネックレスでしたら問題ありません。
男性も女性も、遺族同様の準喪服で行くのが無難です。
ただし、案内状に平服でお越しくださいと書いてあった場合は、暗めな色のスーツやワンピースを選びます。平服の場合はカジュアルになりすぎないように注意する必要があります。
故人と参列者との関係性・親しさによって香典の金額相場は大きく変動します。
一般的に以下のような金額が多いです。
故人が血縁関係である場合 1万~3万円
友人・知人の場合 5千~1万円
友人で故人と関わりが強かった場合 1万~3万円
会食がある場合は、この金額に5千円~1万円程度を加えた金額を用意します。親族内や地域でルールがある場合もあるため、参列する近しい人に相談して決めるのも方法です。
また死や苦を連想させる4や9、無や亡をイメージさせる6を避けて、3千円や5千円、1万円が包まれることが多いです。入れるお金で新札しか手持ちがないという場合には、折り目をつけてから包むようにします。
四十九日法要では、来ていただいたお坊さんに「お布施」を渡すことがマナーです。
お布施の相場は3~5万円程度です。お葬式の際のお布施の10分の1程度を目安としましょう。さらにお寺以外の場所で法要を行う場合には、お車代として5千円~1万円程度を別途用意します。
お布施袋の表書きは、中央上部に「御布施」と記入します。その下に名前をフルネーム、または「○○家」と記入します。お布施袋の裏書きは住所と金額を記入し、金額は「金参万円也」という風に記入します。
施主は、参列者からいただいた香典の返礼品を用意するのがマナーです。この香典返しの相場は、いただいた香典の3分の1から2分の1程度が一般的です。
香典返しは、あとに残らない物を選びましょう。例えば、食べ物や洗剤など、日持ちする品物が一般的です。常温で保存できるおまんじゅうなどのお菓子、海苔などがよく選ばれます。
また最近では、商品券やカタログギフトを香典返しとする人も増えています。商品券やカタログにすることで、受け取った人に好きなものを選んでいただけます。
四十九日法要は節目となる大切な儀式です。マナーを十分理解し、きちんと法要をしましょう。