四十九日のお供え物は何をお寺に持っていけばいい？マナーと選び方を解説

大切な方のお通夜・お葬式が終わり、少し落ち着いた頃に迎えるのが「四十九日法要」です。
この節目では、お寺で法要をお願いしたり、納骨を同時に行ったりすることも多くなります。
その際に多くの方が悩まれるのが、「四十九日のお供え物をお寺に持っていくとき、何を準備すればよいのか」という点です。

こんにちは。八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬をお手伝いする葬儀社、都典礼（みやこてんれい）です。
このコラムでは、「四十九日お供え物お寺」というキーワードでお探しの方に向けて、お寺での四十九日法要にふさわしいお供え物と、そのマナーについて分かりやすくご紹介します。

四十九日法要とは？お寺で行う意味とタイミング

仏教では、故人が亡くなった日を「1日目」として数え、48日後が四十九日にあたります。
この四十九日までの期間は、故人が六道（ろくどう）と呼ばれる世界を巡り、さまざまな審判を受けながら、生まれ変わりの行き先が決まっていくとされています。

四十九日法要は、故人が安らかに仏さまの元へ向かえるように、ご遺族が祈りを捧げる大切な節目の法要です。
多くのご家庭では、このタイミングで位牌やお墓、お仏壇を整え、お寺での読経とあわせて納骨を行うことも少なくありません。

そのため、「お寺にどのようなお供え物を持って行くのがよいか」を事前に確認しておくことが、安心して四十九日を迎えるポイントになります。

四十九日のお供え物はお寺が用意する？遺族が用意する？

四十九日法要のお供え物は、地域の風習やお寺の方針によって大きく異なります。一般的には、

遺族が用意する場合
お寺が一部または全部を用意してくれる場合

のどちらか、あるいはその組み合わせになります。

お寺によっては、
「お供え物は特にいりません」
と言われることもあれば、
「お花とお菓子、果物をそれぞれ用意してください」
などと具体的に指定されることもあります。

四十九日のお供え物をお寺に持っていく前に、必ずお寺へ確認することが何より大切です。
自己判断で多く用意しすぎてしまうと、かえってご住職やお寺側にご負担をかけてしまうこともあります。

お寺での四十九日法要にふさわしいお供え物の種類

ここからは、実際に四十九日のお供え物としてお寺に持っていくことが多い品物をご紹介します。基本的には、

お花（供花）
果物
お菓子

がよく選ばれますが、宗派や地域、お寺による違いもありますので、あくまで「一般的な目安」としてご覧ください。

1．お花（供花）

四十九日の法要では、落ち着いた色合いのお花が好まれます。
一般的には、白を基調としたキク・ユリ・カーネーションなどがよく用いられます。

白をベースに淡い色を少し混ぜたアレンジが無難
故人が生前好きだった花をさりげなく取り入れてもよい
派手すぎる色合い・強すぎる香りのものは控えめに

生花店で「四十九日の法要でお寺に持っていくお供え用に」と伝えると、雰囲気に合ったお花を作ってもらえることが多いです。
また、お寺によっては取引しているお花屋さんが決まっている場合もありますので、事前にお寺へ相談してから手配すると安心です。

2．果物

果物は、四十九日のお供え物として古くからよく選ばれています。
見た目が華やかで、法要後に皆さんで分けていただける点も喜ばれる理由です。

果物かご（盛りかご）になっているものは持ち運びがしやすく便利
バラ売りで購入し、カゴやお皿に盛りつけても問題なし
旬のもの・新鮮なものを選ぶと良い
故人の好物だった果物を選ぶのもおすすめ

法要後に参列者で分ける場合には、皮をむきやすいものや常温でも日持ちするものなど、食べる場面をイメージして選ぶとよいでしょう。

3．お菓子

お菓子も四十九日のお供え物としてお寺に持っていくことが多い品物です。
和菓子・洋菓子のどちらでもかまいませんが、「個包装」で日持ちのするものが特に好まれます。

法要後に参列者で分けやすい個包装のお菓子が便利
故人が好きだったお菓子を選ぶと、より気持ちがこもる
暑い時期は溶けやすいチョコレートなどを避けると安心

こちらも、「四十九日の法要でお寺にお供えするもの」と店員さんに一言添えることで、落ち着いた雰囲気の商品を選んでもらいやすくなります。

四十九日のお供え物をお寺に持っていくときのマナー

実際にお寺へお供え物を持参するときには、品物選びだけでなく、マナーや確認しておきたいポイントもあります。

お寺への事前確認は必ず行う

同じ「四十九日法要」であっても、お寺ごとに考え方やルールはさまざまです。

お供え物自体をお断りされるお寺
内容や数を細かく指定するお寺
「お花だけで大丈夫です」など最低限にとどめるお寺

そのため、「四十九日のお供え物を持っていきたいのですが、何を用意すればよいでしょうか？」と、事前に電話などで相談しておくと安心です。
余計な気遣いを減らし、お寺にもご遺族にも負担の少ない準備ができます。

持参するタイミングと渡し方

お供え物をお寺に持っていくタイミングは、

法要開始の少し前にお寺へ到着し、受付や控室でお渡しする
寺務所や本堂で、ご住職または寺務の方に一言添えてお渡しする

といった形が一般的です。

その際には、
「本日は四十九日法要でお世話になります。どうぞお供えください。」
など、ひと言添えて丁寧にお渡しするとよいでしょう。

お供え物の「のし」や表書きについて

お菓子や果物をあらたまった形でお寺にお供えする場合は、のし紙を付けることもあります。
地域や風習によって異なりますが、よく用いられる表書きの例としては、

「御供」
「御仏前」

などがあります。
迷った際は、お寺側に「のしは必要でしょうか？」と確認してしまうのが一番確実です。

よくあるお悩みQ&A｜四十九日のお供え物とお寺への相談

Q1．お寺から「四十九日のお供え物はいりません」と言われました。本当に何も持っていかなくていいのでしょうか？

A．お寺が「お供え物は不要」とおっしゃる場合、本当に無理に用意する必要はありません。
そのかわり、四十九日法要のお布施について、金額や渡し方を確認しておくと安心です。
どうしても何かお持ちしたい場合は、お寺にご相談のうえ、控えめな菓子折りなどを準備するとよいでしょう。

Q2．四十九日のお供え物は、お寺用と自宅用で分けて用意した方がいいですか？

A．必ずしも分ける必要はありませんが、お寺にお供えするものと、自宅でのお仏壇用や参列者に配るものを分けて考える方も多いです。
お寺での法要がメインの場合は、お寺へお供えするものを優先し、自宅の分は状況に応じてご検討ください。

Q3．何を選べばいいか分からず不安です。どこに相談すればよいですか？

A．四十九日のお供え物で迷ったときは、まずはお寺に相談するのが一番確実です。
加えて、ご葬儀を依頼した葬儀社も、地域の風習やお寺ごとの傾向をよく把握していることが多いため、気軽に相談してみてください。

まとめ｜四十九日のお供え物に迷ったら、お寺と葬儀社に相談を

「四十九日お供え物お寺」という言葉で検索される方の多くは、
「何をどこまで用意すれば失礼にならないだろう」
という不安を抱えていらっしゃいます。

しかし、四十九日法要は「形式を完璧に整えること」よりも、故人を想う気持ちが一番大切です。
お供え物は、その想いを形にするひとつの手段にすぎません。

何を準備すべきか迷ったときは、自己判断せずにお寺や葬儀社へ相談することをおすすめします。
都典礼でも、四十九日のお供え物やお寺へのご相談、法要・納骨の段取りなど、ひとつひとつ丁寧にサポートしております。

「四十九日のお供え物をお寺に持っていくとき、これで大丈夫かな？」
と不安なときは、お気軽にご相談ください。
大切な方との最後の節目が、安心して迎えられるようお手伝いさせていただきます。

ご葬儀喪主様向け

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四十九日のお供え物、何を用意したらいいの？