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終活とは、「人生の終わりのための活動」のことをいいます。
人生の終わりに向けた活動というと、何となく後ろ向きな印象を与えますが、終活にはとても前向きな意味が込められています。
「自分の人生の最期をより良いものにするために、元気なうちに準備をして不安をなくしていこう」という考え方です。また、「遺された家族が困らないように自分でできることはやっておきたい」という理由で終活を始める方もいらっしゃいます。老後の漠然とした悩みや死に対する不安を払拭し、残りの人生を明るく過ごす心がけとして終活は今、注目されています。
本記事では終活を始めるタイミングや始め方、メリットについて解説していきます。これから終活を始めたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧になってください。
こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。
今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。
終活はいつから始めるべきでしょうか?
結論からお伝えすると、終活を始める時期にこれといった決まりはありません。「まだ早い」「今はまだ忙しいから」と後回しにしているうちに、終活できるほどの体力や気力がなくなってしまったということもあり得ます。言ってしまえば、終活を始めたいと思ったときに始めるのがベストなタイミングです。
今日より若い日は来ない、という気持ちで思い立った今から始めてみてはいかがでしょうか。
終活を始めるきっかけとして、よくあるタイミングは以下の通りです。
定年や還暦などの人生の節目、身近な人が亡くなったときや自身が大病を患ったときなど、死について深く考える出来事が終活のきっかけとなることが多くあるようです。もちろん終活を始めるきっかけは人それぞれですので、思い立った時が始め時です。
終活を始めようと思い立ったら、最初にエンディングノートを手に入れるのがおすすめです。
エンディングノートには終活のために必要なことが一通りまとまっています。何から始めたらいいかわからないという人は、まずはエンディングノートの項目を埋めていくだけでも十分な終活になるでしょう。
エンディングノートとは、人生の最後に向けて終末医療への希望や財産処理、ご葬儀の際の連絡先の管理、それから残された家族へのメッセージなどについて自分の希望や考え方をまとめるノートです。
上記の目的で書くものであれば自作のものでも問題ありませんが、何から手をつけていいか分からない人は市販のエンディングノートを使うのもおすすめです。
不要なものや処分に困るものを自分で処分しておくことで、遺品整理の際の家族の負担を軽減できます。もしペットがいる場合は、自分の死後、誰にお世話を頼むのかをあらかじめ考えておくことも必要です。
相続について考えがある場合は、遺言書の作成が必要です。遺言書は、法律の定めに従った正しい方式で作成したものでなければ、効力を発揮しないので注意が必要です。遺言書を作成する際には弁護士や公証人などの専門家に相談することをおすすめします。
最近ではご葬儀の形式に捉われない自由葬の考え方も広まりつつあり、ご葬儀や埋葬のあり方にも多様性が出てきました。終活の一環として、ご葬儀を疑似的に体験できる「模擬ご葬儀」などのイベントを開催する葬儀社も多くあります。こうしたイベントに足を運び、「いいな」と思った葬儀社を家族に伝えておきましょう。お墓がない場合は購入していくと安心でしょう。
そもそも終活は必要なのでしょうか。終活のメリットを3つご紹介します。
終活は自分のこれまでの人生を振り返り、残りの人生をどう生きるか、自分の人生について考えるきっかけになります。これまでの人生にやり残したことはないか、どういう形で最期を迎えたいのか、悔いがないようにプランを立てれば、残りの人生もきっと前向きに過ごせるでしょう。
終活を通し、自分の死後のことを具体的に想像し備えることで、不思議と死への不安や恐怖の感情が薄れていくといわれています。何もせずただ漠然と死を待つよりも、来たるときに備えた準備を着々と進めることが死と向き合うために必要なのです。
終活というと「大変なこと」「面倒くさいこと」と捉えがちですが、全てを完璧に行う必要はありません。大切なのは、終活することで自分の気持ちに整理をつけ、残りの人生を充実して過ごせるような準備をすることです。できることから少しずつ実践し、残りの人生を安心して過ごせるようにしましょう。
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