音楽葬とは|流れやマナーについてご紹介

こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。

今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。

「音楽葬」とは、儀式の中で音楽を奏でながら故人を偲ぶご葬儀を指します。

従来の形式にとらわれない、自由なスタイルで執り行えることが特徴です。こちらは比較的新しいご葬儀スタイルであるため、今まで経験がある方は少ないでしょう。一般葬と比べてどのような部分が異なるのでしょうか?

この記事は、「音楽葬について具体的に知りたい」と悩む方のために音楽葬の基本情報や特徴、マナーや注意点などを解説いたします。急な訃報に慌てることがないよう、理解を深めておきましょう。

目次


音楽葬とは

音楽を中心に儀式を執り行う新しいご葬儀の形です。

風習や慣習にとらわれない自由葬の一種として注目されています。儀式では生前に故人が希望していた音楽や、故人とゆかりのある音楽を会場で流すことが一般的です。プロの音楽家を招いて演奏を委託するケースもあります。

基本的に無宗教ご葬儀であるため、多くの場合で読経などの宗教的儀式を必要としません。そのため僧侶や司祭者など指導者は招かず、親族や友人のみで行うことが慣例です。故人らしさや遺族の意向を十分に反映できるご葬儀スタイルといえるでしょう。

ただし仏式や神式などの一般葬においても、儀式の中で音楽を取り入れることはできます。その場合は各宗教宗派の規則やルールに基づき、ご葬儀を執り行う必要があるでしょう。


国内外の音楽葬

近年、生活環境の変化から自由なご葬儀を求める遺族が増えています。

音楽葬はこのようなニーズから生まれた、比較的歴史の浅いご葬儀スタイルです。伝統にとらわれない価値観の多様化が利用者増加の背景にあるといえます。音楽を伴うご葬儀は、世界各地でもよく見られます。

中でもアメリカルイジアナ州ニューオリンズの「ジャズ葬」は、伝統ある音楽葬として有名です。ジャズ葬では、遺族や参列者がブラスバンドの演奏に合わせて故人の棺を墓石まで運びます。葬列を作りバンドの音色に乗りながら天国への旅立ちを祝福するのです。

また、場面に応じて曲目を変えるなど、儀式に緩急をつけながら加護を祈ります。日本でも音楽葬は明るく自由なイメージがあり、需要の高まりが顕著です。今後も画期的なご葬儀サービスとして注目されるでしょう。

音楽葬の特徴

音楽を五感で感じて故人を偲べることが最大の特徴です。

聴覚を通じて生前のイメージを膨らませることができます。遺族や参列者は存分に思い出に浸ることができるでしょう。

こちらでは、一般的な音楽葬の流れや曲目、相場費用などを解説いたします。音楽葬に明確な決まりはありませんが参考にして下さい。

お通夜の流れ

お通夜では、多くの場合で受付開始時や開式時などに故人が好きな曲を流します。

無宗教の場合は、読経の代わりに献奏などで音楽を奏でることも可能です。献奏は冥福を祈る意味もあります。その他音楽を流しながら献花をするケースもあるでしょう。


①受付開始

②開式・黙祷

③故人の略歴紹介

④献奏

⑤弔電・弔事・献花
⑥献奏
⑦喪主挨拶
⑧閉式

ご葬儀・告別式の流れ

音楽を流す場面はお通夜と同様、受付開始や弔電紹介などの場面が一般的です。

故人の思い出が詰まったDVDやスライドショーを流すこともあります。お別れの儀や出棺の際、故人が好きな曲をBGMとして流しながら見送ることもできるでしょう。


①受付開始
②開式・黙祷
③故人の略歴紹介
④献奏
⑤弔電・弔辞・献花
⑥献奏
⑦喪主挨拶
⑧閉式
⑨お別れの儀
⑩出棺

よくある曲目

音楽葬では故人の趣味や好きな曲を選んで流すことが一般的です。

よく使用される曲に「アメージング・グレース」「G線上のマリア」「レット・イット・ビー」「ふるさと」「赤とんぼ」などがあります。音の種類はCDなどの音響や生演奏などがあります。プロの合唱団や故人と縁がある人物が演奏するケースもあるでしょう。遺族はあらかじめ音楽を用意しておき、ご葬儀社にも連絡をしておきます。

ご葬儀用の音楽を販売している店舗もあるため、利用するなどして数曲ほど選曲しておくと安心です。音楽について話し合う時間を通じて遺族が触れ合う時間も増えるでしょう。


相場費用

音楽葬の相場費用は約20〜200万円程度とされていますが、使用する音楽の種類や儀式の内容などで変動することが特徴です。

CDやDVDをした場合や、プロの音楽家に依頼した場合、合唱団を招いた場合など状況により異なります。プロの音楽家に依頼した場合の料金は一人2〜5万円程度が相場です。反対にCDやDVDを使用した場合は、音源の借り入れ費用のみで抑えることができるでしょう。

音楽葬のマナーについて

音楽葬は発展途中のご葬儀であるため参列経験がない方も少なくないでしょう。

ご葬儀では遺族に失礼のないよう、正しいマナーについて知識を深めておくと安心です。


香典

一般葬と同様で香典は用意することがマナーです。

表書きには「御霊前」や「御花料」などと記載することが多くあります。仏式で行われる場合は「御香典」と記載しても問題がありません。香典は不祝儀袋で持参しますが、蓮の花や百合など、特定の宗教をイメージさせる絵柄のものは避けることが望ましいでしょう。

服装

音楽葬でも喪服の着用がマナーとされています。

男性は黒を基調としたスーツに白いワイシャツが一般的です。靴やネクタイも黒で合わせます。

女性の場合は黒のアンサンブルやワンピースを着用し、靴や鞄を黒で統一するとよいでしょう。ただし喪主から服装指定がある場合は指示に従います。

注意すべき点

オリジナリティがあり故人の希望を尊重できる音楽葬ですが、一般葬とは異なる部分も多くあります。こちらでは、音楽葬特有の注意すべき事柄について解説いたします。

無断で音楽を使用しない

音楽葬で気をつけなければならないことに著作権があります。

会場で音楽を流す際は、日本音楽著作権協会(JASRAC)に対して著作権使用料を支払う必要があるのです。ご葬儀社が日本音楽著作権協会と契約を締結しているかについて事前に確認します。なお、自宅でご葬儀を行う際は営利目的に当たらないため、著作権の侵害には該当しません。

火葬場では音楽を流さない

自由度が高い音楽葬ですが、火葬場で音楽を流すことは避けます。

火葬場では周囲の迷惑になるケースがあるためです。

事前に会場の許可をとる

会場が音楽に対応している環境であるかを確認する必要があります。

とくに複数会場を持ち合わせているご葬儀社では、他の遺族とのトラブル防止のため音楽葬を取り入れていない可能性があります。契約する際は会場の機材や設備などについて、事前に調べておくと安心です。


まとめ

音楽葬は自由なスタイルで故人との思い出が映し出せる、魅力的なご葬儀です。

しかし十分に認知されていないケースもあるため、周囲の理解を得ておくとよいでしょう。

  • 音楽葬は風習や慣習にとらわれない自由葬の一つ
  • 無宗教で行うケースが多い
  • 音楽を使用するときは著作権に注意する
  • ご葬儀社を選定する際は音楽葬が可能かどうかを確認する

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