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こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。
今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。
日本では古くからお墓参りをする慣習があります。お盆やお彼岸などのタイミングでお参りをする方は少なくないでしょう。お墓参りの際に気になることに「服装」があるでしょう。どのような服装で望むべきなのか不安に感じている方もいるのではないでしょうか?この記事では、お墓参りの際の正しい服装について解説いたします。お墓参りの目的やシーン、性別ごとに紹介するため、ふさわしい服装についてより具体的に理解して、迷いや悩みを解消することができるでしょう。誤りのないマナーでお墓参りをして心から故人を供養して下さい。
仏式の場合、お墓参りには故人やご先祖様の冥福を祈る意味があります。お墓の前で手を合わせて祈ることで、死者が成仏できると考えられているのです。
墓前には「線香」や「故人の好物」などを供えることが一般的です。はじめに、墓石の汚れを掃除して、仏花を供え、お墓に向かい合掌を行います。合掌には死者の幸せを祈るとともに、遺族の無事を報告する大切な役割があるのです。
キリスト教の場合は、菊やカーネーション、百合などの「白い花」をお墓に持参することが習わしです。仏式の場合と同様にお墓掃除をした後で、手指を組み合わせ神に祈りを捧げます。故人に向けて、ではなく神に対して祈り願うことがキリスト教の教えです。
また、神式の場合は「榊」や「酒」「塩」などを事前に準備します。お墓を掃除して清めた後、供え物をして礼拝を行うことが慣習です。礼拝は二礼二拍手一礼が基本とされています。姿勢を正して二度お辞儀を行い、胸の高さで二度拍手をします。心を込めて祈り、最後に再度お辞儀を行います。
お墓参りに服装の決まりはありません。弔事の場では多くの場合で「喪服」の着用を連想しますが、お墓参りの際は必ずしも喪服である必要はないのです。ただし、お墓参りがどのような目的なのかという点で、ふさわしいとされる服装が異なるため、知識を習得して理解を深めておくとよいでしょう。
お盆やお彼岸の節目にお墓参りを行う際は「普段着」で問題ありません。ただしカジュアルすぎる服装は避けることが一般的です。黒やグレーなどのダークカラーを基調とした服装で派手さのないものが理想的でしょう。とくに、お盆の時期は気温が高いため体温調整できる服装を選ぶことがおすすめです。「リネン」や「コットン」など通気性のよい服装を選んで暑さ対策を十分にして望みましょう。
一般のお墓参りの際は、カジュアルな服装でもよいでしょう。ただし、派手な色の服装は避け、モノトーンなど落ち着いた色味の服装を選択します。初めてお墓参りするなど迷いがあるときは、遺族に相談してふさわしい服装を事前に聞いておくと安心です。
掃除がしやすいカジュアルな普段着でよいでしょう。動きやすく、汗や汚れが気にならない服装を選びます。足元はスニーカーや長靴でもマナー違反にはなりません。夏などは虫刺されや日焼け対策として長袖・長ズボンの着用が効果的です。
お墓参りには普段着以外の服装がふさわしいケースがあります。特別な理由でお参りを行う際は、場をわきまえた服装を選択する必要があるでしょう。よくあるシーン別の服装を以下で解説します。
人生の節目でお墓参りを行うことがあります。例えば、入学、卒業、結婚、就職などの報告のためにお墓を訪れるケースです。これらは特別な機会であるため、普段着よりも格式高い服装を選ぶことが一般的です。就職用スーツや学校の制服など、フォーマルな服装で望むとよいでしょう。
法事や法要は故人を偲ぶための大切な儀式です。一回忌や三回忌など節目の法要の際は、普段着ではなく「喪服」の着用が一般的でしょう。とくに七回忌までは正喪服や準喪服などがふさわしいとされています。男性の場合は黒のモーニングやスーツ、女性の場合は黒着物やアンサンブルなどです。鞄や靴、ストッキングなどの小物類も黒で統一することがマナーと考えられています。
男女別ではどのような服装を心がける必要があるのでしょうか?お墓参りの服装にルールはありませんが、霊前では節度ある行動に努める必要があります。男女別の服装について具体的に解説いたします。
白や黒であればTシャツなどカジュアルな服装でもよいとされています。ただし、霊園では僧侶や他の参列者と会うケースがあるため、サンダルなどのラフすぎる服装は避けましょう。清潔感ある服装で死者を弔います。
男性と同様に普段着で問題ありませんが、派手な服装や肌の露出が多い服装を避けることがマナーです。ミニスカートやタンクトップなどは控えます。アクセサリーや鞄もシンプルなデザインのものを選択するとよいでしょう。靴も段差や急坂で怪我をしないように高すぎないヒールのものがおすすめです。
お墓は故人の魂が眠る神聖な場所です。慎んでお参りを行うためにも最低限のマナーを守る必要があるでしょう。こちらでは、お墓参りの際に気をつけたい服装マナーについて解説いたします。
毛皮や動物柄などのデザインは殺生を連想するため避け、毛皮付きのジャケットやブルゾンなどは控えましょう。服装以外にもファーマフラーやヘビ柄のベルトなどの小物類も避けなければなりません。
服装の色は黒やグレー、白などダークカラーの着用が基本です。赤や黄などの派手色や蛍光色の着用は避けましょう。柄もワンポイントなどシンプルな服装を選択することをおすすめします。
お墓参りの服装に規定はないものの、どのようなものでもよいわけではありません。例えば、デニムを着用する際はダメージ加工があるものは避けることがマナーです。服装だけではなく、女性の場合はメイクや髪型も派手さを抑えてシンプルに済ませます。帽子は派手なものでなければ装着してもよいでしょう。
この記事では、お墓参りの服装について解説いたしました。服装に規則はありませんが、節度ある身だしなみを心がけて故人の冥福を祈ることが大切です。
・通常のお墓参りの服装は普段着でよい
・法要や法事の場合は喪服の着用が一般的
・地味な色の普段着で動物柄や毛皮などは控える
・掃除をする際は汚れてもよい服装を選択する
・事故を防ぐためヒールが低くフラットな靴を選ぶ