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ご葬儀での喪主の重要な役割のひとつに、一般参列者に対する挨拶があります。
しかし、慌ただしいご葬儀の中で、落ち着いて挨拶を考える余裕がない喪主の方も多いことと思います。ご葬儀で喪主が挨拶をする場面は、
の3つです。
喪主の挨拶は、慣れないこともあり難しいように感じますが、挨拶のタイミングと話す要点さえ掴むことができれば 、それほど難しい内容ではないので安心してください。
この記事では、ご葬儀で行う喪主の挨拶について、以下のことを解説します。
例文も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。
今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。
ご葬儀で挨拶をする上で、共通して気をつけたいポイントは以下の3つです。
ご葬儀で喪主が全体に対して行う挨拶は、長くても3分以内を心がけましょう。簡潔にまとめるポイントは、要点を押さえて話せるよう、あらかじめ話す内容を決めてメモしておくことです。
また、「四」「九」などの「死」「苦しみ」を連想させる「忌み言葉」や、「重ね重ね」「たびたび」など、不幸が繰り替えされることを連想させる「重ね言葉」は、挨拶に含めないように気をつけましょう。「死亡」「急死」など、死に関する直接的な表現も避け、「逝去」「息を引き取る」などの言葉を使います。
通夜では、通夜式が終了した後、通夜振る舞いの開始と終了のタイミングで喪主が挨拶を行います。
通夜振る舞いでの挨拶の要点は以下の4つです。
通夜式に参列していただいたことへの感謝の気持ちと、この後の通夜振る舞いや、翌日の告別式の場所や日程などの案内を伝えます。
また、通夜振る舞いの間は、喪主や遺族は弔問客にお酌をしながら挨拶をして回りましょう。
本日は、父、〇〇の通夜式にご弔問いただきまして、誠にありがとうございました。多くの方にお集まりいただき、故人もさぞ喜んでいることと存じます。
父は、一昨年〇月よりがんで療養中でしたが、今月初めより容体が急変し、一昨日の夜、家族全員が見守る中、眠るように息を引き取りました。享年〇歳でした。最期は安らかな表情をしておりました。長い闘病生活から解放されて、父も今ごろほっとしていることと思います。ささやかではございますが、通夜振る舞いの用意をさせていただきました。ぜひお召し上がりながら、故人の思い出話などゆっくりお聞かせいただけたらと思います。
本日は、夜遅くまで大変ありがとうございました。
おかげさまで、無事に通夜を済ませることができました。
まだ皆さまより、父のお話をお聞きしたいところではございますが、明日もございますので、本日はこの辺でお開きとさせていただきます。
明日のご葬儀は午前〇時に〇〇で行います。お時間がございましたら、故人の最後のお見送りをいただけたらと思います。
本日は、ご多用の中お集まりいただき、心より感謝申し上げます。
ご葬儀・告別式では、出棺の前に、遺族を代表して喪主が参列者全員へ挨拶を行います。
ご葬儀開始前の受付でも参列客へ挨拶を行いますが、こちらは参列へのお礼を伝えられれば、簡単な挨拶で問題ありません。
出棺の前に喪主がする挨拶の要点は以下の4つです。
本日はご多用のところ、父、〇〇のご葬儀にご会葬いただき、誠にありがとうございます。
長男の〇〇と申します。親族を代表し、皆さまにお礼のご挨拶を申し上げます。
皆さまのご協力もあり、おかげさまで滞りなくご葬儀を進めることができました。これより出棺の運びとなります。
父は3日前の晩、家族全員に見守られる中、眠るように息を引き取りました。享年〇歳でした。
生前は皆様よりひとかたならぬご厚誼を賜りましたこと、父に代わって厚くお礼申し上げます。多くの方にお見送りをいただきまして、父もさぞ喜んでいることと思います。
今後とも私たち遺族へ、変わらぬお力添えをいただければと存じます。
本日は、誠にありがとうございました。
精進落としは、本来、初七日法要の後に行われる食事会を指しますが、近年では、初七日法要と告別式を同時に行うことも多いです。
精進落としでは、喪主は開始と終了のタイミングで挨拶を行います。
精進落としの前に喪主がする挨拶の要点は以下の4つです。
本日は、亡き〇〇のためにお集まりいただきまして、心より感謝申し上げます。
おかげをもちまして、滞りなくご葬儀・告別式を済ませることができました。
皆様お疲れのことと存じますので、皆様への感謝と慰労を兼ねまして、ささやかではございますが、お食事の席をご用意させていただきました。お時間の許す限り、ぜひごゆっくりお召し上がりいただければと存じます。
本日はご多用の中、お集まりいただき、誠にありがとうございました。
皆様より、私ども家族の知らない父の話を伺い、改めて父を偲ぶことができました。
名残惜しくはございますが、皆様お疲れのことと存じますので、これにてお開きとさせていただきます。心ばかりのものを用意いたしましたので、どうぞお持ち帰りいただければと存じます。
なお、四十九日の法要は〇月〇日を予定しております。
どうぞお気をつけてお帰りくださいませ。
ご葬儀での喪主の挨拶は、挨拶をするタイミングと要点さえ押さえてしまえば、それほど難しいことではありません。
挨拶の内容を覚えられなければ、事前にメモをした内容をみながらでも構いません。他の参列者もあなたが突然のことで慣れていないことは承知しています。
大事なことは、故人のために集まってくれた参列者へ、喪主の言葉で感謝の気持ちを伝えることです 。
故人のためにも、ぜひ心を込めた挨拶を意識してみてください。