喪中見舞いとは?|送る時期やマナーについて

喪中見舞いとは喪中はがきを受け取った相手に、見舞いの手紙やお悔やみの品、香典などを送る習慣のことです。

これまでは喪中を知らせるはがきを受け取った場合、年賀状の代わりに寒中見舞いで新年の挨拶と喪中のお見舞いを兼ねたはがきを出すことが一般的でした。しかし、近年には寒中見舞いよりも先に喪中見舞いを送る人も増えています。

こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。

今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。

目次

喪中見舞いと寒中見舞いの違い

かつては喪中を知らせるはがきへの返事は、寒中見舞いで年賀状に代えてなされるものでした。

寒中見舞いは「松の内から立春まで」と送る時期が決められていますが、喪中見舞いにははっきりとした送る時期が定められていません。喪中はがきを受け取った後からいつでも送ることができます。一般的には受け取った年内に送るものとされています。
また寒中見舞いに贈り物が添えられることはあっても、基本的には故人に対するお供えの品は送られません。ご葬儀に参列できなかった場合の香典や、お悔やみの品を添えたい場合には、寒中見舞いではなく喪中見舞いを送るほうが適切です。

喪中見舞いの基本の書き方

  1. 「喪中御見舞申し上げます」のような決まり文句
  2. 挨拶状へのお礼や、お世話になったことへのお礼
  3. 故人や遺族に対するお悔やみの言葉
  4. 相手を気遣う言葉で文章を締める
  5. 日付


おおよその通例はありますが、明確に定められた書式などはありません。

必要に応じて年賀状を控える旨や、ご葬儀に参列できなかったお詫びなどを書き添えるようにしてください。重要なのは相手を思いやる気持ちです。送る相手との間柄に合わせて書き換えるようにしましょう。

喪中見舞いで気を付けること

明確な決まりがない喪中見舞いですが、送る上での最低限のマナーはあります。

失礼になることがないよう事前に把握しておきましょう。

はがきの種類

喪中見舞いに使うはがきは、一般的な白いはがきを用いるのが無難です。

絵柄のついたはがきを用いる場合は、ヤマユリなどの控え目なものを選ぶようにしましょう。色付きのはがきであれば寒色系のものを選びます。

また切手にも注意が必要です。弔事全般に用いられる菊の63円切手は喪中見舞いには使いません。ソメイヨシノが描かれた普通切手を貼付するようにしてください。

文言

拝啓や敬具といった頭語・結語は不要です。

おめでたい言葉や縁起を担いだ言葉も避けるようにしましょう。遺族を元気づけようとしての励ましや、「いつまでも悲しまず〜」のような、追悼の気持ちを否定するような言葉も不適切です。遺族の悲しみや寂しさを否定するような言葉は避け、寄り添い気遣うようにしましょう。

見舞いの品


喪中見舞いにお見舞いの品を添える場合、花や線香といった仏壇に供えられる品を送るのが一般的です。また相手の家に仏壇がない場合や、あるかどうかわからない場合は、カタログギフトを贈るという手もあります。

お見舞いの品にはのしをつけるようにしましょう。表書きは「御供」や「喪中御見舞」とすることが多いですが、ご葬儀から四十九日が過ぎていない場合は「御霊前」とする場合もあります。不祝儀ですので結びきりの水引を付けましょう。ご葬儀に参列していない場合や当日に香典を渡していなかった場合は、香典を合わせて送ることも可能です。

まとめ

寒中見舞いに代わり、喪に服している遺族へ哀悼の気持ちを伝える新しい風習が「喪中見舞い」です。

喪中見舞いは寒中見舞いと違い時期の定めがなく、喪中へのお悔やみの気持ちをより明確に表現することができます。細やかなマナーはあるものの、基本的には自由に遺族へ気持ちを伝えることができます。大切なのは遺族の悲しみに寄り添うことです。喪中見舞いを出すときは失礼のないように、ぜひ参考にしてみてください。

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