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ご葬儀でよく目にする「供花」ですが、いつ・どのタイミングで・どんなお花を贈るか戸惑ってしまうことも多いのではないでしょうか。
「供花」は故人への最後の贈り物になりますので、適切なものを選ぶようにしましょう。この記事では、供花の種類、供花を贈るときの注意点をまとめています。
供花を受け取った後の家族がしなければならない対応も一緒にまとめておりますので、確認をしておきましょう。
こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。
今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。
供花(きょうか/くげ)とは、ご葬儀の際に故人に向けて贈られるお花のことを指します。一般的には、誰からの供花なのかがわかるように名札がついているものが多いです。
供花は供物のうちの一種であり、供えることで故人への弔意を示すことができ、霊を慰めるという意味合いがあります。
形として、スタンドタイプや、花籠タイプ、飾りやすいアレンジメントタイプなどが多いです。
供花は菊やマムで作られることが定番ですが、最近では故人が好きだったお花や、洋花で作られているタイプもあります。
供花の種類は大きく下記の3種類です。
・生花スタンド
・花籠
・アレンジメント
ご葬儀を葬祭会館や寺で行う場合で定番なのは、スタンドタイプの供花です。以前までは2段タイプの生花スタンドが多かったのですが、1段のスタンドも多くなってきました。
葬祭会館によっては、祭壇の脇に生花台が設けられているところもありますので、その際は1段で飾れる花籠タイプがおすすめです。
自宅葬の場合は、さまざまなケースが想定されますのでご葬儀を施行する葬儀社に必ず確認しましょう。
自宅で行うご葬儀の場合は、家に飾って邪魔にならないアレンジメントタイプの供花が好まれる場合もあります。
故人を自宅に安置し、寺でご葬儀をする場合には、供花を自宅へ注文するのではなく、寺に供花を搬入してもらうようにする気遣いも必要になるでしょう。
自宅の広さや大きさにもよりますので、まずは葬儀社や喪主に相談してみてください。
供花は一般的に15,000〜20,000円が相場とされています。
お花の中でも高額である胡蝶蘭などの蘭系が多く入ると高額な供花になるケースが多いです。
生花店や葬祭会館によっては、メニューがさまざまありますが、高額すぎる供花だと遺族に気を遣わせてしまう可能性もあります。
【参考金額】
・生花スタンド:15,000〜30,000円
・花籠:10,000〜15,000円
・アレンジメント:5,000〜10,000円
ここからは供花を贈る際の注意点を解説します。
ご葬儀で供花を贈る際には必ず、施行を担当する葬儀社に確認の連絡をとりましょうう。
場所や日時の確認はもちろんですが、最近は遺族が供花などの供物を辞退することも増えています。
供花を上げたい旨を、遺族に確認できるのが一番良いのですが、忙しい可能性が考えられますので、担当する葬儀社へ確認を取りましょう。
また、葬祭会館で葬儀をする場合は、葬祭社の生花部や提携している生花店以外からの持ち込みが禁止されている場合もあります。持ち込みできても持ち込み料が掛かる可能性もありますので、合わせて確認しましょう。
供花を贈るタイミングは、早すぎても遅すぎてもいけません。供花を注文する場合は、通夜の前日までに注文を済ませておくとスムーズです。
地域によっては通夜がないところもありますので、その際は火葬か葬儀のどちらか早い方に間に合うように注文をしましょう。
早すぎると事前に準備していたと思われ、失礼にあたります。
ご葬儀までのタイミングを逃してしまった時は、無理に間に合わせようとはせず、自宅へアレンジメントタイプの供花を贈るなど対応を変えましょう。その場合、四十九日中に贈るのがベストです。
供花の札には贈った方の名前が記されます。
漢字などの間違いがないように、FAXかネットでの注文が好ましいでしょう。
会場に設置される供花ですが、一般的には「故人と親しい間柄」の順番で供花が内側から並べられます。
供花を注文する際は、なるべく故人との関係性がわかるように名札に記載してもらいましょう。名札に記載する名前には決まりがあります。
以下にまとめたので、参考にしてください。
【名前の書き方】
・兄弟、姉妹、子供、孫など:「○○一同」
・家族単位:「○○家 一同」
・夫婦:夫の名前のみ(最近では連名も増えています)
・会社関係:「株式会社○○ 代表取締役 ○○」「株式会社○○ ○○部 一同など所属を明確に
・友人など:「○○大学 ○○サークル一同」など
宗教ごとによく使われる花の種類が異なりますので、確認しておきましょう。
仏式:菊をメインにユリやカーネーションなどが使われます。
神式:榊(サカキ)がメインで使われます。
キリスト教:菊などの和花は使わずに、カーネーションなどの洋花がメインで使われます。
仏式でご葬儀をされる方が多く、菊以外でも故人が好きだったお花をリクエストできたりします。お花の自由度は高いことが多いです。
しかし宗派によって白造りの指定や濃い色やダークトーンの色のお花の制限をされる場合もあります。
神式は儀式で榊(サカキ)を使用しますが、供花に関しては制限がないこともありますので、確認してから注文しましょう。
カトリック教やその他の宗教に関しては、仏式とは異なりますので、施主やその家族に確認を取るようにしてください。
最後に、遺族が供花を受け取った後にする対応を解説します。
一般的に供花は、「お供え物」なので香典とは別に贈られる方も多いです。そのためお返しは不要でお礼状を送ればよいと考えられています。
中には、香典受け取り辞退の場合にかわりに供花を上げる方や、遠方で葬儀に出席できない方が供花を上げる場合があります。供花のお返しに関しては明確な決まりはありませんが、そういった場合は、香典と同様に考えてお返しをする必要があるでしょう。
お返しの品を選ぶ際には、香典返しと同じ内容で、いわゆる「消えもの」をお渡しするのが基本的です。
迷った場合は、家族か葬儀社と相談しましょう。
この記事では、供花を贈る側と受け取る側のそれぞれの注意点についてまとめました。
細かな注意点はありますが、基本的には施行を担当する葬儀社に確認をすれば問題ありませんのでご安心ください。
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