自宅弔問はいつがいい?|タイミングや注意点について解説

こんにちは、八王子市・日野市・世田谷区で安心のご葬儀・家族葬のお手伝いをする葬儀社、都典礼(みやこてんれい)です。
今日もご葬儀に関する疑問、悩みの解消に役立つ情報をお伝えします。

親戚や知人の訃報を聞いて、遺族のところにお悔やみの言葉を伝えに行くことを弔問と言います。知り合いが亡くなったとき、基本的にはお通夜やご葬儀に参加すると思うので、その際に弔問をするのが一般的です。

しかし「どうしても都合がつかずご葬儀には出られない」または「ご葬儀から日数が経ってから訃報を耳にした」という場合、あるいは「故人とは旧知の仲なので早く駆けつけたい」などの場合は、自宅弔問という選択を取ることになるでしょう。

この記事では、自宅弔問のタイミングとその際に気をつけるべきことについて紹介します。

目次

自宅弔問のタイミングはいつがいい?

何らかの事情で、通夜やご葬儀、告別式に弔問することが難しい場合は、自宅弔問を行います。その場合、弔問のタイミングは通夜の前かご葬儀の後になります。

ただし「遺族の手伝いをしたい」「故人とは旧知の仲なので早く駆けつけたい」ということでなければ、通夜の前の弔問は控えるべきです。通夜前は準備や打ち合わせなどで忙しいため、弔問が遺族の迷惑や負担になってしまう可能性があります。

そのため、特別な理由がないのであればご葬儀後の弔問をすすめます。ご葬儀後に弔問する場合は、四十九日までにするのが基本です。しかし、ご葬儀が終わった後でも1週間ほどは遺族も何かと忙しいことが考えられます。ご葬儀後の自宅弔問を考えているのなら、ご葬儀の1週間後から四十九日を迎えるまでのタイミングで弔問するのがいいでしょう。

「四十九日を過ぎてから訃報を耳にした」という場合はこの限りではないので、訃報を聞いたタイミングで弔問しても問題ありません。

自宅弔問のタイミングがいつになるにしても必ず遺族に事前に連絡をして、了承を得てから伺うようにしましょう。

自宅弔問のタイミングで気をつけること

自宅弔問のタイミングによって、服装や香典についての捉え方が変わるため、注意が必要です。それぞれのタイミングに合った服装や持ち物を確認してから伺うようにしましょう。

通夜前のタイミングで自宅弔問する場合

通夜前に自宅弔問する場合、喪服を着たり香典を用意したりすると「事前から死を予想していた」という印象を与えてしまうので、よくないとされています。

男性はダークな色合いのスーツとネクタイに白シャツ、女性はダークな色合いのスーツやワンピースなどを着用しましょう。メイクは控えめに、アクセサリーは結婚指輪以外を外しておきます。

通夜前の自宅弔問であれば、基本的に香典やお供え物は用意しなくて大丈夫です。「通夜やご葬儀に参加できないから通夜前に弔問する」という場合を除いて、香典は通夜やご葬儀のときに渡すようにしてください。

ご葬儀後のタイミングで自宅弔問する場合

ご葬儀後に自宅弔問をする際は、平服を着用するのが好ましいでしょう。基本的には、通夜前と同じくダークな色合いのスーツやワンピースを着用します。

ご葬儀後の弔問は、急いで駆けつけるような通夜前とは事情が異なります。そのため「あらたまった服装をして訪問するべき」という考え方をする人が多いようです。

一方で、遺族は普段着である場合が多いので、こちらがあまりかしこまった服装をしてしまうとかえって気を使わせてしまうということから、あまりに派手だったりラフすぎたりする服装でなければ良いという考え方もあります。

したがって、故人や遺族との間柄などによって臨機応変に対応するようにしましょう。もし一緒に同席する人がいるならば、事前に打ち合わせをして合わせるのがいいでしょう。

通夜やご葬儀に参列できなかった場合は、自宅弔問のタイミングで香典を渡します。表書きは、自宅弔問のタイミングが四十九日の前であれば「御霊前」で、四十九日よりも後になるのなら「御仏前」とするのが一般的です。

手土産や御供物は、必ず持っていくのがマナーというわけではありませんが、お菓子やお酒、お花を持参すれば喜ばれるでしょう。

まとめ

自宅弔問を考えている方は、通夜の前かご葬儀の後に遺族のもとを訪れるようにしましょう。

自宅弔問のタイミングによってふさわしい服装と持ち物は異なりますが、大切なのは故人を偲び遺族を思いやる気持ちです。遺族とは故人の話をして盛り上がったり、あるいは悲しみの共有をしたりして、自宅弔問によって少しでも遺族の気持ちがラクになるような心配りができたらいいですね。

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